薬も手術も不要で三叉神経痛の痛みを克服する方法・体験談

美味しい空気・美味しいお水・美味しい食材の、自然豊かな長野で、三叉神経痛を乗り越える健康指導を受けてみませんか!                          歪みの正し方・健康を維持する食事・正しい運動法・病に対する心の有りよう、日常生活の基本など、高橋健康指導センターは健康を回復するノウハウを懇切丁寧に指導いたします。

悲しみは三叉神経を刺激して痛みを引き起こす原因の一つです。

   心身ともに重圧を受けると、交感神経という緊張する神経が身体全体をおおいますが、この神経のおかげで、気持ちを高めてその事態を乗り越えようと頑張れるのです。

しかし、この状態が数日間から数ヶ月間も持続すると、身体を休めることができずに慢性疲労状態に移行し、身体全体が過緊張になるのです。

このとき、症状としては発現していないが、一触即発という状態で推移していた方に問題が発生します。

一触即発の状態とは、過去において精神的或は肉体的酷使により、筋肉群などが異常に緊張していて、その状態に少しの負荷がかかっただけで、症状が発現することです。

三叉神経痛が発現する方もいます。関節リュウマチなど膠原病が発現する方もいます。どのような病が発現するかは、体質、性格、生活や食事環境などなどに左右されます。

人生何時なんどきこのような負荷にさらされるのかの予測は不可能でしょう。

 

東北から来られた75歳の(仮称)良枝さんは、東日本大震災で親族、知人を大勢亡くしました。その悲しみははかり知れないものがあります。

「事実は小説よりも奇なり」

良枝さんは健康でした。45歳までは病気知らずで、自宅で「ブティック」の洋裁の仕事を楽しんでやっていました。身体は少し小柄ですが、しっかりとした体躯で丈夫な体つきです。三叉神経痛を患っているということを聞かなければ、体調が芳しくないなど想像もできないでしょう。

さて、どうして良枝さんのような健康体の方が三叉神経痛を発現したのか、過去の生活などを検証する中で、その原因が解りました。

大きな原因は洋裁の仕事です。何十年とその仕事をしてきました。仕事が楽しいと感じていることから時間の経過は気になりません。仕事が深夜にまで及ぶこともあったということです。長時間の作業による「筋肉の緊張」が、首や肩など上半身に波及していったのです。多くの健康人がそうですが、自分の身体の「手入れ」を毎日熱心にする人は少ないものです。車を洗ったり磨いたりはするのですが。良枝さんも自分で肩こりを感じたことはなく、手入れをしたこともなかったので、気がつかないうちに長い時間をかけて歪みが生じていったのです。

二つ目の原因は、精神的なストレスです。良枝さんは多くの親族と深い付き合いがあり、その親族の病気や不幸に大きなショックとストレスを受けることが続いたということです。

最初に三叉神経痛が発症したのは昭和62年、実母が他界した時でした。食事の時に左頬に「ぴりぴり」という違和感を感じますが、たいしたことは無いと放置しているうちに2ヶ月で症状が消えます。

次に平成3年に実兄が亡くなり、今度は強い痛みがおこります。病院での診断は「三叉神経痛」で、テグレトールを処方され、服用すると3日で痛みは消失します。

平成4年に親しくしていた義姉ががんで亡くなり、平成9年には夫もがんで亡くなります。その都度発現する激しい痛みも薬により治まりましたが、身内に不幸があると三叉神経痛が起きるのではないか、というイメージが定着してしまいます。

その後も義兄、実兄、義兄、母のように慕っていた叔母と、立て続けに不幸が起きるたびに痛みは出現しました。しかも徐々に痛みの度合いが強くなり、歯磨きや洗顔、化粧の度に激痛がおこる、薬を飲む水を飲むのもつらい、話もできない、風が顔に当たっても痛い、というほどになります。食事もおかゆを1時間かけてやっと食べるという状況です。

処方されたテグレトールでナトリウム低下、エグセグランで薬疹が起きたため、リオレサールを服用しますが、薬量は最大まで増え、副作用と思われる諸症状により心身ともに疲れきってしまい、平成19年10月、ついに手術を受けることを決意します。

神経に絡み付いた静脈をはがし、クッションを挟むという微小血管減圧術は成功し、三叉神経痛はすっきりと消えましたが、まっすぐ歩けない(ふらつく)、眼のピントが合わない(歪んで見える)という症状が起こりました。手術の後遺症とはいえない、そのうち治るだろう、と医師には言われたそうです。

ピントのずれは半年ほどで改善しましたが、今度は聴覚過敏となり、音ががんがん響く症状が現れます。感覚器官が不安定なため、読書や音楽鑑賞などもできません。ふらつきや疲労のため、夕方には横にならないといられない状態が数年続きます。

それでも少しずつ良くなっていると思っていた平成23年3月、東日本大震災がおこります。生まれ故郷が津波によって壊滅的な被害を受け、親族が被災し、何名も亡くなったと聞いた時は信じられない思いでした。自らも娘の家に避難し環境が変わります。余震の続く中、いやでも連日悲惨な報道を目にし、強いストレスをうけます。

4月、ようやく自宅に戻ることができましたが、左側にかすかな痛みを感じます。また三叉神経痛が発症したのではないか、という不安が襲います。まれに再発することがある、と聞いていたのです。痛みは徐々に強くなり、ついに、また食事ができないほどになってしまいました。ところが、病院でのMRIの検査では異常は見られないとのこと、薬で痛みを抑えながら、原因の解らない痛みに悶々と悩む日々を過ごします。

家でじっとしているとどうしても不調の部分に注意がいってしまいます。また、完全主義の潔癖な性格も影響しているかもしれません。リラックスすることなく、常に不安を抱えて身体中が固く硬直していたのです。

また、三叉神経痛とは別に、平成10年頃に発症した腰部脊柱管狭窄症のための座骨神経痛の治療を整形外科や鍼灸院で行っていました。ここでも倦怠感、微熱、無気力などの薬による副作用が強く現れます。薬による影響を受けやすい体質のようです。

 

このような状況の中、娘さんがインターネットで当センターを探し当て、平成23年12月16日に「藁にもすがる」心境で来られました。

私は、三叉神経痛を始め、様々な身体の不調を訴える方の御世話をして、気付いたことは、全員が「身体が歪んでいる」と云う事実です。

歪みの根本は、骨盤内の一対の仙腸関節に亜脱臼(ヅレ)が起きることで、背骨が歪むために起こるのです。

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この歪みが、あらゆる病の根本原因になっていると確信しています。

それは私の体験でも明らかなのです。

(髙橋健康指導センターのHPで、私の体験談をお読みください)

三叉神経痛の方も全員が歪んでいます。

身体が歪むことで三叉神経痛が発症する理由は、ブログのNO1「三叉神経痛」をお読みください。

良枝さんの身体の歪みを見ます。

右肩が下がって捻じれて前に出ています。つまり、上半身が右側に捻じれていますから、右肩が左肩に比して短く感じます。

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更に骨盤の左仙腸関節が亜脱臼を起こして、ヅレ上がっているために左足が短いのです。

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この足の長さの不揃いで歩行をするのですから、不自然な動きが身体全体に負担(筋緊張)をかけることになるのです。

良枝さんは、手を酷使する仕事を永年してきましたから、肩首が異常に疲労して筋緊張があります。

その状態で、骨盤の歪みが更に追い打ちをかけるように筋緊張をもたらした結果として、三叉神経を筋緊張が圧迫する事態におちいった時、三叉神経が発現したのです。

 

骨盤が歪む理由は各種ありますが、筋緊張は「ストレス」でも起こります。筋緊張のレベルが高いと骨盤も、骨盤に付着している筋肉群の萎縮でゆがみます。

大里さんの骨盤の歪みの原因は強いストレスにあるようです。

体験談をお読みいただければ、その事実がご理解頂けるでしょう。

先ずは初回時の症状。

三叉神経の激しい痛み。歩行するとふらつきがあり、気をつけないと転倒する危険性がある。口のしびれ、口部の不随意運動があります。眼の疲れや不眠、倦怠感、脱力感、寒気、肩こり、腰痛、足裏の痛み、残尿感、聴覚異常で高音障害を訴えます。

9日間の療養ですが、薬を沢山服用していました。

医師は痛みを軽減させるために、薬を沢山使用します。

そのような手当てをする以外方法がないのでするのですが、副作用が出るのです。患者さんは三叉神経の痛み以外の薬の副作用でも苦しまねばなりません。

まず、薬の弊害を指摘しました。すぐにすべてをやめる必要はありませんが、新しい療法を始めたので薬は不要になることを理解してもらいました。

訴えている症状の多くは薬の副作用によるものと思われるからです。

 

服用薬と良枝さんの訴える症状と合致する副作用をあげてみましょう。

○リオレサール(筋弛緩作用、鎮痛作用:三叉神経痛に使用)・・・ふらつき 、しびれ、めまい 、不眠、知覚異常、耳鳴り、視調節障害、顔面チック(口部の不随意運動)、脱力感、全身倦怠感、筋肉痛、下肢うっ血(寒気)、排尿困難、頻尿、便秘

 

○メバロチン(高脂血症剤)・・・脱力感、不眠、耳鳴り、筋肉痛、倦怠感、しびれ、便秘

 

○アモバン(催眠鎮静剤、抗不安剤)・・・痙攣発作、ふらつき、耳鳴り、視覚異常、しびれ、倦怠感、脱力感、排尿困難、頻尿

 

○メチコバール(ビタミンB12剤:末梢性神経障害の治療)・・・食欲不振、悪心、下痢

 

○疎経活血湯(ソケイカッケツトウ:神経痛、腰痛、血行改善)・・・脱力感、血圧上昇、手足のしびれ・痛み、筋肉のぴくつき・ふるえ、低カリウム血症

以上の薬の長年の使用で副作用が顕著に出ていました。

 

初日から、一日2回の手当て「整体・温熱・運動」を開始しました。

腰痛、肩こり、足裏の痛みは骨盤を正せば解決できます。

病歴の長さや年齢から、劇的な改善が現れないことはわかりますが、それでも一日一日薄紙を剥ぐように症状に変化が出てきました。

身体の緊張が解け、痛みが薄れてきました。薬に頼らず自分の自然治癒力を高める姿勢ができてきました。

9日間の治療の後、帰宅する日がやってきました。ふらつきはまだ残っていますが、三叉神経の痛みはほぼ消えました。

一番心配なのが食事、顎を動かすときです。痛みが出る過去の記憶が怖いのです。恐る恐るの食事はまだ克服はできませんが、痛みの発現はほぼ治まりましたから、自信を持って、自己療養を怠らなければ、後は時間が解決してくれるでしょう。

三叉神経痛の薬は段階的に減量していますが、完全にやめるまでには至りませんでした。でも、痛みが出なければやめられますから、副作用の問題も近々に解決できると思いました。

二十数年に及ぶ三叉神経痛の苦しみを9日間で総て精算することは不可能ですが、痛みがレベル1を切ったという事実は素晴らしいことではないでしょうか。

理にかなった方法を持ちえれば、このような頑固な症状も克服することが可能だということです。

三叉神経痛で悩んで、医師の手当を受けます、治りません。

それは、西洋医学の治療法がその方に合っていなかったというだけのことです。

別の観点から考えられる素養があるかたは、別の療法を受ければ、克服は難しいものではないということを、この体験談は語っています。

平成24年1月5日、その後の報告をいただきましたので、原文を掲載いたします。

「昨年暮れは大変お世話になりました。

その後順調に薬を減らし、元旦の朝で終わりにしました。

今はステージ0.5の痛みが時々ありますが、食べる時は大丈夫です。有り難うございました。でもふらつき等はまだまだです・・・」

1月30日の報告

「寒い寒い冬でしたが立春も間近です。お変わりなくお過ごしのことと存じます。

私もあの後すっかり痛みは取れましたが、奥歯のあたりが重く感じ、食べ始めは、おっかなびっくり、二時間、二時間と唱えながら気をつけて食事をしてます。今のところ大丈夫です。・・中略・・

先生もお体に気をつけて、いつまでも三叉の救世主でいて下さい。 かしこ」

正しい原因を知り、正しい手当法を自らマスターすれば、三叉神経痛は克服できます。良枝さんはまだ完全治癒ではありませんが、何度も繰り返しますが、時間の問題で解決できるでしょう。

身体を悩ます薬や手術は必要ないのです。この法則は誰にでも当てはまることなので、あきらめる必要はありません。「百聞は一見に如かず」です。

平成24年2月