薬も手術も不要で三叉神経痛の痛みを克服する方法・体験談

美味しい空気・美味しいお水・美味しい食材の、自然豊かな長野で、三叉神経痛を乗り越える健康指導を受けてみませんか!                          歪みの正し方・健康を維持する食事・正しい運動法・病に対する心の有りよう、日常生活の基本など、高橋健康指導センターは健康を回復するノウハウを懇切丁寧に指導いたします。

発症原因を見つ改善すれば絶望の淵から生還できる三叉神経痛体験談

 三叉神経痛はジリジリと、日毎に強くなっていく方がほとんどですが、急激に痛みが増し、絶望感に打ちひしがれた体験談を紹介します。

兵庫県から「テグレトール」800mgを服用している方が、平成24年9月8日来られました。

(仮称)春原昌江さんは今年60歳になられました。

結婚式場で「着付け」の仕事をされる傍ら、家では裁縫をされているそうですが、今年の6月下旬から三叉神経痛に悩まされ、仕事どころではない生活に陥ってしまいました。

50歳代までは「ママさんバレーボール」のチームに所属して、仕事をしながら日々楽しんだ生活をしていたそうです。

身長もあり、しっかりとした体つきで健康体に見えますが、見かけだけでは判断できないものです。

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正面からの写真を見ると、何れの三叉神経痛の患者さんと同じように、顔が曲がって上半身がゆがんでいます。

 

大仏座りをしてもらいましたが、バレーボールを止めてからは、運動らしいこともしなくなったということで、身体も硬くなっています。

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昌江さんは腰痛はないと云いますが、足の長さで骨盤を見てみますと、左から右足が短いですから右骨盤が脱臼しています。

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右足を調整すると長くなります。左骨盤もくるっているということです。

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左骨盤を調整して両足が揃いました。

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問診では「ひざが痛む。足がつる」ことがあると云われています。

これは紛れもなく、骨盤が悪い証拠ですが、骨盤がくるっているとは誰も知らないのです。

 

昌江さんは三叉神経痛発症から今日までを、つぶさに記帳されています。その内容を割愛して紹介します。

H24年6月26日右頬辺りに洗顔中針でつついた様な痛みを感じる。色々と忙しく病院には行かなかった。痛みは少しずつ強くなる。

7/6朝、激しい頭痛と目まい、近くの町医者にいく。総合病院の耳鼻咽喉科を紹介される。ロキソニン(解熱鎮痛薬)を処方されるが全く効かない。

7/9紹介状を持って総合病院の耳鼻咽喉科を受診、頬の痛みが急に強くなってきた。CT・MRIを撮る。

眼の痛みを訴えると、眼科を紹介される。

7/10 眼科受診、眼の異常はない。頭痛と目の痛みを訴えると、頭痛外来を紹介される。

7/11 CTとMRIの結果を聞きに耳鼻科受診。異常なしと云われ脳神経外科を紹介される。

7/13 脳神経外科受診、三叉神経痛と診断される。

7/17 9日からテグレトール25mg一日3回処方されるが、全く効かない。右頬の痛みはまぶたの辺りまで広がり、時々刃物で切られる痛みに変わる。

 

脳神経外科受診。医師は「テグレトールは治療薬ではなく、あくまで痛み止めであるから、効かないのであれば手術しか方法はない」と云われる。

テグレ100mgを3回にする。

手術は抵抗があるので、鍼灸院に通うことにする。

最初は300mgで少し効いていたが、一週間後には効果がなくなる。

7/23 400㎎に増量して週2回鍼に通う。

鍼も二日ほどは効いたが、次第に気休め程度になる。冷たい物、固い物、口を大きく開ける事、歯磨き、歩行時も響いて痛むようになり、絶望的な気分。

8/6  400㎎から800mgになる。首も動かすことが苦痛、顔もいたる所がビリビリ痛い。まぶたに縦に走る痛みが一番辛く、それが怖くて何もできなくなる。

8/13 1200㎎に増量するが、薬局からストップがかかり、担当医と連絡をとるまで待つように云われる。

許可が出て1200mg服用したが、目まいで動くことが出来なくなり800mgに戻す。首が痛くて眠れない。最悪の体調で手術を考える。

ただ寝ているだけ。

8/15 漢方医に行き漢方薬を服用する。4、5日飲んでいたら体が大分楽になる。

手術を真剣に考えたが薬漬けの毎日で今の体調では持ちこたえられない。

8/27 脳神経外科受診。手術を促される。

家に帰りインターネットを検索「高橋健康指導センター」を見つける。

マクロビオティックの食事を兼ねて、治療をしていることを知る。マクロは三叉神経痛が発症する前、半年ほど通って学んでいたので、これは行けると思う。

予約を直ぐにする。

 

9/8 朝から手当てを受ける。夕方だいぶ楽になる。

以降、800㎎から600㎎に薬を減らす。漢方薬は止める。

9/12 400㎎にする。痛みは強くなる。「免棒」を購入して使用始める。

9/14 ホテルからセンターの宿泊施設が空いたので入る。

生姜湿布をしてもらうと楽になる。

9/18 200㎎に減らす。痛みだすと30秒位痛いが、温めると楽になる。

食事が急に美味しく感じられるようになる。

9/20 朝起きると体が軽いのでテグレ150㎎に減らす。

「太くて重い鎖を何束も両肩に背負っている感じから、何束か下した感じがする」

9/21 朝痛みが激減したのでテグレトールを止める。

ずっと続いていた頭痛がなくなり、頭の中がすっきりする。薬を止められて感無量。

9/22 薬の禁断症状か、手が「ムズムズ、ザワザワ」して来る。携帯が上手くうてない。薬の怖さを思い知らされるが、薬を断つことが出来て運がよかったとも思う。顔の右4/1がジリジリ、ビリビリと長い間痛む。じっとガマン。

9/24~目の下から鼻、頬にかけて花火のように痛む。ツンと刺すような痛みも出る。顔の痛み以外は日に日に元気になっている。ガマンがガマン。

痛みの時間が短くなってきて、痛みのない時間が長くもなってきた。

 

10/3 北海道からきた患者さんとお別れ会をする。ひさびさにお酒を飲む。冷たい御蕎麦と天つゆに反応して、顔がジンジンした。

10/4 昨日リラックスしたから、朝少し楽な気がした。

10/5 散歩に出てみる。少し踵から響く。夕方はとても楽になる。

10/7歩いても響かなくなったが、鼻、下まぶたに触れるとまだピリッと痛い。

10/8 今日はお休みなので、善光寺に行ってみる。帰りは調子が良いので駅まで40分程歩いた。左肩がショルダーバックで凝ってしまった。

免棒で温めると楽になった。

10/9 昨日歩き過ぎたのか、右まぶた、頬も針が刺さっているように痛む。夜は良く眠れる。

10/11 痛みはまだ出るが、薬を止めてから便秘が無くなりすごく嬉しい。

痛みは日によっていろいろの所に出るが、日に日に良くなってきていることを実感する。うれしい!

10/18 最近朝のオフロの後、顔をタオルで拭くと右顔面がジーンとしばらく痛い。涙目になる。

10/21 全体的はかなり良くなったが、ピクッピクッと痛むのが気になる。

先生に「右側臼歯4本の義歯が不安定であることが気になる」と云われる。

「その不安定感が右側の噛む筋肉に無理をかけているので、義歯の治療をすべきでしょう」と云われる。

思えば、右側上顎の臼歯治療中に、歯が上手く噛み合わないのに無理して食べていたら痛みが出始めた。

一旦自宅に帰り歯の治療をすることにしようと思う。

 

10/25 48日間お世話になりました。ピクッピクッという弱い痛みが時々はでる。

でもガマンはできる。思えば1200㎎の薬でも耐えられなくて、唯々寝ていたことを思えば、薬も止めることが出来、体調は非常に良い。

学んだことは、疲れたときはしっかり自分を労わることを心がける。

ストレスを溜めず、正しい食事、正しい生活をして、爽やかに目覚め、心地よく眠りにつくことです。

歯の治療をして再度お世話になるつもりです。

 

昌江さんは、治るまで家に帰らないと云われました。しかし、右側上顎臼歯が義歯で、ブリッジが不安定の為に、外れやすいというのです。

これでは顎を動かす咬筋と云う筋肉に、無理な負担がかかるため、最後の一点の痛みが消失しない原因と考えました。歩く振動でも痛みが出たことを思えば、顔面の緊張は大分よくなりました。

歯の治療がキチンと出来れば、痛みが完全に消えると思います。

また、経過の中で薬を少なくすることで、食事が美味しく感じられるようになりました。肩に背負っていた、重い鎖も軽くなりました。

薬を断ったことで、頭痛が消え、頭がすっきりします。頑固な便秘も治まりました。

薬に依存しない生活で、諸々の不快な症状が消えるのです。

症状が消えたということは、体内の生命活動は、正常に働くことが可能になったということです。

三叉神経痛で、塗炭の苦しみを味わいましたが、そのお陰で掛替えのない知恵を得ることが出来たのです。

自然界の秩序に従う事でこれからの人生は「楽しみの多い」人生に生まれ変われるのです。

 

その後便りがありました。

「良い歯科医院を見つけて治療中です。顎関節も悪いのでマウスピースを使用して矯正しています。三叉神経の痛みはほとんどありません。

体調はすこぶる良好です」

 

三叉神経痛の発症は十人十色ですが、その原因をみつけて手当てをすることが大切です。

発症した原因を疎かにして、唯々痛みを緩和させる療法のみに関わっていると、体質は益々悪化して、いずれ手術、そしてガンマナイフと進みます。

それらで効果が上がればよいのですが、効果がないと「薬」服用の生活に戻り、永遠と副作用の強い薬を飲み続ける結果となります。

もはや手の打ちようがない状態になります。

私は、十年間西洋医学の手当てのみを信じて廃人となり、そしてガンマナイフの後遺症から命を落とされた方をみてきています。

全員がそのような結末を迎える訳ではありませんが、かけがえのない生命を大事に考える方は、早めに体に負担のかからない療法を選び、体質を改善して健康体になることで、三叉神経痛と決別すべきでしょう。

平成25年2月初旬 高橋健康指導センター 高橋純一