薬も手術も不要で三叉神経痛の痛みを克服する方法・体験談

美味しい空気・美味しいお水・美味しい食材の、自然豊かな長野で、三叉神経痛を乗り越える健康指導を受けてみませんか!                          歪みの正し方・健康を維持する食事・正しい運動法・病に対する心の有りよう、日常生活の基本など、高橋健康指導センターは健康を回復するノウハウを懇切丁寧に指導いたします。

化学薬剤を諦め、漢方薬8種類に変えたが症状は変わらず、縁あって自然療法で解決までの道のり

 

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(仮称)中村澄子さん(57才)は某大学の会計の事務を30年していました。仕事は目が回るほど多忙を極め、残業も多くて大変であったが頑張らねばと喝を入れながらこなしてきましたが、肩こりが酷く限界を越すと、頭痛に悩まされ、吐くことも多くありました。

そんな身体ですから、休日には「整体や整骨院」にも足を運び手当てを受けていました。

ご主人とは同じ職場で働いていて、気分転換にはキャンピングカーで子供達を連れて、旅行するのが趣味であったそうです。

仕事は大変でしたが、時折の旅行で英気を養って乗り越えてきました。

 

ご主人が57才になったとき、予てからの夢であった「お好み焼き屋」をやってみたくて、一緒に早期退職をしました。

そして新しい仕事に希望に燃えて一生懸命精をだしたそうですが、思っていたのとは裏腹で、気苦労も多く、売り上げも思うに任せない状況の中で、深みにはまらない内にと半年で店を閉めました。

仕方がないと心の整理をし、気苦労からも解放され「やれやれ」と一息ついたころ、右側上奥歯に痛みが発現します。

歯科医院を受診すると「噛み合わせが悪い」と云われ、マウスピースを入れて歯の調整を3か月しましたが、痛みは次第に強くなり、歯科医から歯科大を紹介され受診します。

歯科大では「三叉神経痛」と診断され、痛み止めとして「テグレトール」を処方されます。

医師は「テグレトールは非常に副作用が強く、続けて飲む薬でなく、肝機能も調べながら飲まないといけない薬です。また、テグレトールは痛み止めの薬ですから、この薬で三叉神経痛は治りません。薬でダメなときはペインクリニック、後は手術しかありません。非常に厄介な病気です」と云われたそうです。

 

澄子さんは6か月ほど服用しますが、少し効いたかなという状況であったことから薬は止めて、鍼灸院、マッサージにも通ってみました。しかし、少し良いかなと思っても4か月ほど続けると効果を感じられなくなり止めたそうです。

その後、インターネットで薬もメスも使わず手当てする、某県の個人の脳神経外科医院を見つけて受診してみました。

痛い頬にテーピングをするのだそうですが、「良くならない筈はない」など、威圧的な先生に嫌気がさして数回で止めます。

当然効果は全くなかったそうです。

 

その後は、通信販売で漢方薬を購入して飲んでみます。

少し良いかなと感じたので、総合病院の「和漢診療科」を見つけて1年通院してみましたが、思うような効果は出ませんでした。

参考までに、澄子さんが服用していた漢方薬を紹介します。

「ケイヒ(解熱鎮痛作用など)・タイソウ(精神安定作用など)・シャクヤク(筋肉の緊張を和らげるなど)・カンゾウ(止痛作用など)・ショウキョウ(健胃作用)・ソウジュツ(健胃、止痛作用)・ブクリョウ(利水、安神作用)・烏頭(温裏、冷えによる疼痛など)」8種類。

これだけ服用しても効かないのが現実なのです。

根本の手当てをしない限り克服はできないということです。

 

今年に入り痛みが強くなり思案の日々のなかで、インターネットで「高橋健康指導センター」のブログを運よく見つけて、手当てを受けることを決心しました。

平成24年3月18日から一週間健康指導を受けました。

澄子さんの初回の症状は「顔を洗うとき、歯磨きをするとき、話をするとき、食事をするとき」右奥歯の歯ぐき周辺から、右小鼻の横周辺縦の楕円形に強烈な痛みが発現するということです。

痛みが出れば治まるまでは安静にするしかないとのことです。

 

澄子さんはもう一つ問題を抱えています。

20代の出産後腰痛に苦しみましたが、鍼灸院に暫く通って良くなりました。しかし、昨年の1月に再発して整形外科を受診、レントゲン、MRI検査の結果「腰部椎間板ヘルニア」と診断されました。

状態は「手術をするほどではない」と云われ、痛み止めの服用をすると2週間ほどで、左腰部から臀部、大腿部にかけての痛みは消えましたが、膝下から足首にかけての痺れはとれません。

痺れは次第に酷くなり、整形外科、整体、ヘルニアに効くという整体、鍼灸、漢方薬も試してみたが効果なく、インターネットで知った「腰痛体操」が唯一少し楽になり、今日までやっているとのことです。

今日まで関わってきた三叉神経痛の方は、程度の差はあれ、腰痛を訴える方が多くいます。

訴えない方も骨盤を見ると必ずゆがみがあります。ただ、自分では感じないほど神経が麻痺しているのです。

つまり、それほど身体が不健康になっているということです。

3月18日から1週間の手当てで、三叉神経の痛みはレベル5~2まで下がりました。

しかし、1週間の手当てでは筋肉の緊張を完全には取ることはできませんでしたが、強烈な痛みが和らいだことは素晴らしいことです。

足の痺れは余り変わりないとのことです。

それは長年歪んだ骨盤で生活していたために、痺れの出ている足の血管が退化してきているのです。血行不良が痺れの原因ですから、骨盤を正したので後は自己療法をしながら、早い機会に再度こられ手当てを受けることの必要性を説明しました。

参考に澄子さんの身体をみましょう。

大仏座りと云いますが、固くて前に倒れません。如何に腰部の筋肉群が緊張しているかということです。

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前では「腸腰筋」背中側では「脊柱起立筋」と云います。

①左骨盤亜脱臼  ②腰で見る左骨盤の変位 ③左骨盤調整後左足が長くなる  ④右骨盤調整後揃った足先

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この状態で生活していれば、左側に無理な負担がかからないので左側の足の痺れも徐々に回復してきますが、骨盤を取り巻く筋肉群の状態 (緊張している) が悪いため、再度骨盤がズレていきます。

したがって、筋肉の状態を良くするまでは手当てが必要なのです。自分の力だけで骨盤を正常に保つのはまだ無理なのです。

当然、骨盤が再度歪めば、三叉神経も痛みが強くなります。

 

正面からの写真を見てください。

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顔が右側に傾斜して左右の肩も不揃いです。これは背骨が曲がっているということです。つまり、土台である骨盤の歪みが上に載っている背骨(柱)を曲げてしまうからです。

 

澄子さんは、8月16日~18日まで健康指導を再度受けられました。

16日の状態は、上顎の痛みは前より強くなっているが痛みの質が変わってきている。足の痺れは変わりない。

18日の状態。噛み始めるとき少し痛みが出るが、直ぐに治まるようになって、顔の強張りが取れた。昨夜から顔に触れても痛みがないので、お化粧が出来るとのことでした。

10月13日~14日の二日間の状態。

13日の状態。下を向いて洗顔すると「ピリッ」と痛みが走る。食事、歯磨きは痛みが出ない。

足の痺れの方が辛い。

14日。昨夜から洗顔も痛みが出ない。三叉の痛みは消失している。

腰周辺の緊張が取れた感じで歩くのが軽い。唯、膝周辺の麻痺の感じは残っている。

11月23日24日の二日間の状態。

澄子さんにとって今の問題は、右足の膝下周辺の感覚麻痺と足首周辺の痺れである。昨年1月腰部から下肢に出た痛みは、整形外科で椎間板ヘルニアと診断され、薬の服用で腰部から大腿部の痛みは消失したが、この麻痺のような痺れ感が残っている。

当センターの手当てで今日まで、楽にはなるが消失はできていない。

また、左骨盤の歪みがあることから左そけいぶ周辺、膝関節周辺の血管が筋肉により圧迫されていることも推測できる。

これらの問題は、骨盤を支えている筋肉群の弾力を回復させ、骨盤が歪まない状態になれば回復することは経験則で分かることですので、時間の問題であることを本人に伝えました。

 

三叉神経の痛みは23日には若干訴えたが、24日には消失しているとのことです。

仕事の関係で長期の手当ては難しいので、毎月二日ほどの手当てであっても、三叉神経痛はほぼ改善できています。

しかし、過去に味わった三叉神経痛の強烈な痛みは二度と関わりたくないと、語気を強くして話されます。

そのトラウマが消えるまでは、もう少しの時間が必要でしょう。

しかし、薬もメスも使わずに三叉神経痛が改善することは確かな事実です。

          平成25年4月末日 高橋純一