中村ひとみさんは東京都の病院内で「飲み物(喫茶)を提供する」お店で働いています。
年齢は50歳、仕事は早出の時は朝7時半から勤務です。
カウンター内から、様々な飲み物をお客さんに提供していますが、右側で用意して左側に身体を捻り飲み物をカウンター上に提供します。
一日その動作が続きますが、店長や仲間と息が合い仕事は楽しんでやっているそうです。
三叉神経痛が発症したのは、昨年の12月23日です。
左側臼歯に痛みが出ます。歯科医院を受診すると「かみ合わせが悪い」と「歯を削る」治療を受けます痛みは消えません。
1月に入り、東京医科歯科大を紹介され受診しますが、定かな診断がない中で、2月に入り、首に帯状疱疹が発症、そして強い痛みが起き「東京逓信病院」へ緊急外来で「セロックス・カロナール・アモキシシリン」の解熱鎮痛薬とペニシリン系の薬を処方されますが、これらは歯に問題があるという所見からの薬です。
翌々日東京医科歯科大を再受診すると、歯周病科・口腔外科・ペインクリニックに回され、最終的に三叉神経痛と診断され「カルバマゼピン」を処方され「100mgを日に3回」服用することで、痛みは治まりました。
しかし、3月に入り左肩が非常に凝り、左腰も時々痺れを伴う痛みに見舞われ、そして、左膝裏、左肘にも痛みがでてきました。
3月9日の深夜、左顔面の鼻の横、上下の歯茎に激痛が走り、カルバマゼピンを服用するが一切効かず、翌日ペインクリニックで「星状神経節ブロック」注射を受けることで、どうにか我慢できる状態になりました。
しかし、このような状態では仕事もできず、医師に頼っていても治る見込みが立たないと考え、インターネットで検索している中で「高橋健康指導センター」のブログにたどり着き、3月21日から27日まで予約を取り、健康指導を受けました。
来るにあたっては、治った後の再発があるのか「mixi・アメブロ」も観て、そこに投稿されていた、当センターで治った方にメールをすると「1年以上再発していない」という返信があり、安心して来ることができたそうです。
ひとみさんの姿勢をチェックしてみました。
先ず、(A)背面から観ると背骨が左側に弯曲しています。本人は左肩甲骨が非常に張っていて辛いと訴えました。
(B)は27日の写真です。弯曲が改善して背筋が伸びすっきりとしています。
肩は左が下がりですが(B)は大分修正されています。
真横の写真では(C)骨盤が前方変異していますが、(Ⅾ)では変異が大分改善され背筋が伸びています。
Eは初回の骨盤で、上から模型の上の赤線(腸骨りょう)中央が模型の下の赤線(坐骨)です。本来は水平でなければいけないのですが、骨盤が変異しています。
当然足の長さも違っています。
(F)は骨盤内の仙腸関節を正した写真です。全て正されています。
(E)の骨盤の状態で生活すると、歪んだ骨盤が背骨を歪ませ姿勢が悪化します。付随して筋肉群が過緊張を起こすことから「坂道を転がり落ちる」ように、身体のあちらこちらに痛みや痺れなどが起き、血液・リンパ循環も低下することで「帯状疱疹」にも見舞われる事態となったのです。
西洋医学においては、骨盤や身体の歪みを診る診断法は存在していません。その欠陥が三叉神経痛を治癒させることができない原因なのです。
国民はもっと利口にならなければ、病気を克服することができないばかりか、一生医療と縁が切れず、無駄な出費と貴重な時間を病院通いに費やされるのです。
ひとみさんは平成31年3月21日から27日まで12回の健康指導を受けます。
21日ではテグレトールは日に600mg服用していましたが、一日単位で減らします。24日になると、長野は例年になく寒波に見舞われ気温が低下しますが、寒いと痛いのに痛みが強くなりません。
多くの三叉神経痛の皆さんに共通しているのが、食事の始めに痛みが襲うのですが、それも楽になって来たそうです。
25日(月)は当センターがお休みなので、長野市の「善光寺」にお参りにいたそうです。本堂内は気温が低く、吐く息が白くなったが痛みは大丈夫、薬の服用は止めました。
26日、左肩甲骨内側に出ていた、しつっこい痛みが消えました。
背骨の弯曲、捻じれが改善したからです。
27日痛みは全くなく、薬も服用していません。
ひとみさんは昨年の12月23日に三叉神経痛の痛みに見舞われました。
その日から3か月で私の健康指導を受けました。
発症から期間が短ければ、集中的に指導を受けることで、歪んだ身体がこじれていない分、痛みの消失が速いのです。
痛みが消えて1月以上が経過しています「再発したらすぐに伺います」と言われて帰られましたが、再発した連絡はありません。
楽しんで仕事をしているひとみさんの笑顔が浮かび上がってきます。
令和 元年5月1日 高橋健康指導センター 髙橋純一