薬も手術も不要で三叉神経痛の痛みを克服する方法・体験談

美味しい空気・美味しいお水・美味しい食材の、自然豊かな長野で、三叉神経痛を乗り越える健康指導を受けてみませんか!                          歪みの正し方・健康を維持する食事・正しい運動法・病に対する心の有りよう、日常生活の基本など、高橋健康指導センターは健康を回復するノウハウを懇切丁寧に指導いたします。

 三叉神経痛「医師の治療」を早期に離れ克服した賢明な女性

 中村ひとみさんは東京都の病院内で「飲み物(喫茶)を提供する」お店で働いています。

年齢は50歳、仕事は早出の時は朝7時半から勤務です。

カウンター内から、様々な飲み物をお客さんに提供していますが、右側で用意して左側に身体を捻り飲み物をカウンター上に提供します。

一日その動作が続きますが、店長や仲間と息が合い仕事は楽しんでやっているそうです。

 三叉神経痛が発症したのは、昨年の12月23日です。

左側臼歯に痛みが出ます。歯科医院を受診すると「かみ合わせが悪い」と「歯を削る」治療を受けます痛みは消えません。

 1月に入り、東京医科歯科大を紹介され受診しますが、定かな診断がない中で、2月に入り、首に帯状疱疹が発症、そして強い痛みが起き「東京逓信病院」へ緊急外来で「セロックス・カロナール・アモキシシリン」の解熱鎮痛薬とペニシリン系の薬を処方されますが、これらは歯に問題があるという所見からの薬です。

翌々日東京医科歯科大を再受診すると、歯周病科・口腔外科・ペインクリニックに回され、最終的に三叉神経痛と診断され「カルバマゼピン」を処方され「100mgを日に3回」服用することで、痛みは治まりました。

しかし、3月に入り左肩が非常に凝り、左腰も時々痺れを伴う痛みに見舞われ、そして、左膝裏、左肘にも痛みがでてきました。

3月9日の深夜、左顔面の鼻の横、上下の歯茎に激痛が走り、カルバマゼピンを服用するが一切効かず、翌日ペインクリニックで「星状神経節ブロック」注射を受けることで、どうにか我慢できる状態になりました。

しかし、このような状態では仕事もできず、医師に頼っていても治る見込みが立たないと考え、インターネットで検索している中で「高橋健康指導センター」のブログにたどり着き、3月21日から27日まで予約を取り、健康指導を受けました。

来るにあたっては、治った後の再発があるのか「mixi・アメブロ」も観て、そこに投稿されていた、当センターで治った方にメールをすると「1年以上再発していない」という返信があり、安心して来ることができたそうです。

ひとみさんの姿勢をチェックしてみました。

先ず、(A)背面から観ると背骨が左側に弯曲しています。本人は左肩甲骨が非常に張っていて辛いと訴えました。

(B)は27日の写真です。弯曲が改善して背筋が伸びすっきりとしています。

肩は左が下がりですが(B)は大分修正されています。

真横の写真では(C)骨盤が前方変異していますが、(Ⅾ)では変異が大分改善され背筋が伸びています。 

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Eは初回の骨盤で、上から模型の上の赤線(腸骨りょう)中央が模型の下の赤線(坐骨)です。本来は水平でなければいけないのですが、骨盤が変異しています。

当然足の長さも違っています。

(F)は骨盤内の仙腸関節を正した写真です。全て正されています。

(E)の骨盤の状態で生活すると、歪んだ骨盤が背骨を歪ませ姿勢が悪化します。付随して筋肉群が過緊張を起こすことから「坂道を転がり落ちる」ように、身体のあちらこちらに痛みや痺れなどが起き、血液・リンパ循環も低下することで「帯状疱疹」にも見舞われる事態となったのです。

西洋医学においては、骨盤や身体の歪みを診る診断法は存在していません。その欠陥が三叉神経痛を治癒させることができない原因なのです。

国民はもっと利口にならなければ、病気を克服することができないばかりか、一生医療と縁が切れず、無駄な出費と貴重な時間を病院通いに費やされるのです。

ひとみさんは平成31年3月21日から27日まで12回の健康指導を受けます。

21日ではテグレトールは日に600mg服用していましたが、一日単位で減らします。24日になると、長野は例年になく寒波に見舞われ気温が低下しますが、寒いと痛いのに痛みが強くなりません。

多くの三叉神経痛の皆さんに共通しているのが、食事の始めに痛みが襲うのですが、それも楽になって来たそうです。

25日(月)は当センターがお休みなので、長野市の「善光寺」にお参りにいたそうです。本堂内は気温が低く、吐く息が白くなったが痛みは大丈夫、薬の服用は止めました。

26日、左肩甲骨内側に出ていた、しつっこい痛みが消えました。

背骨の弯曲、捻じれが改善したからです。

27日痛みは全くなく、薬も服用していません。

 ひとみさんは昨年の12月23日に三叉神経痛の痛みに見舞われました。

その日から3か月で私の健康指導を受けました。

発症から期間が短ければ、集中的に指導を受けることで、歪んだ身体がこじれていない分、痛みの消失が速いのです。

痛みが消えて1月以上が経過しています「再発したらすぐに伺います」と言われて帰られましたが、再発した連絡はありません。

楽しんで仕事をしているひとみさんの笑顔が浮かび上がってきます。

         令和 元年5月1日  高橋健康指導センター  髙橋純一

 

   三叉神経痛の手当は発症から早いほど効果あり

 京都市から来られた明石乃里子さん52歳は、平成30年9月17日に三叉神経痛を発症します。

痛みは右側下顎奥歯と周辺・右小鼻の横・こめかみ・右耳周辺に、食事を含め頻繁に出る状態で、夜中にも痛みで目が覚めます。

最初は歯科医院を受診しますが耳鼻科を紹介され耳鼻科に、そして総合病院の脳神経外科を紹介され、三叉神経痛と診断されました。

痛みは酷くなる一方で、テグレトール・漢方薬を処方され服用していました。

10月3日にはMRIを撮りましたが、腫瘍は無し、神経に血管が触れていることはないと告げらます。

痛みが強いので、鍼灸院、整体をすると痛みは軽減しましたが、「治るのか」という不安の中、当センターのブログにたどり着いたそうです。

10月12日から20日まで当センターの健康指導を受けました。

初回の健康指導を受けると右側奥歯周辺の痛みは消えました。そして連続の手当てで19日には右下奥歯は強くかむと痛みが出たが、今日は弱くなった。他の部分の症状はほぼ消えました。

最終日20日には気になる症状はすべて消えました。

 乃里子さんは三叉神経痛が発症してから1ヶ月以内に、当センターに来られて手当てを受けました。

過去の例からも、発症から早く決断をして、当センターに来られた方は回復が速いのです。つまり、時間が経過すればするほど「こじれる」ということが言えます。

 微小血管減圧術の手術を受け何年か痛みが消えていて、再発した方は克服するのに時間がかかる傾向にあります。

それは、手術により一つの問題が解決できたので一時的に痛みは消えました。

しかし、三叉神経痛の根本原因である「骨盤の歪み」は解消されていないのです。

その問題が時間とともに悪化して「再発」につながるのです。

三叉神経痛の原因は一つだけでありませんから、時間が経過するほど幾つかの発症原因が悪化するので、乗り越えるのに時間がかかるということになるのです。

 乃里子さんも、体調の不調は過去に様々ありました。

24歳の時に交通事故で頸椎むち打ち症になり、鍼灸治療・マッサージを半年間受けました。

この年に第一子を出産しましたが、ホルモンバランスが崩れて歩行困難になったこともあります。

26歳で第2子を出産後は腰痛になり、その後は重いものを持つことに注意したそうです。

30代前半は会社勤務をしていて仕事が忙しく、自律神経が乱れて、動悸や疲労感・精神的にもうつ病の症状に悩まされました。

そのような状態の中で、37歳で仕事を止め「麻の紐つくり」を楽しみながらやってきました。

49歳になり身体を鍛えようと「スポーツジム」に通い、運動を始めましたが、腕が痺れたり痛みが出て、若い時に痛めたむち打ちの後遺症があったのでしょうか、首に違和感が出て、早々にリタイヤしました。

このような病歴がある乃里子さんでした。

 では、初回時の骨盤をみてみましょう。

左が初回時の骨盤です。

右の骨盤模型上端の赤線と坐骨の赤線に画版を当てると、これだけの狂いがあります。足の長さもこれだけ違っていますから、歩くときに不安定になり動きを司る筋肉に多大な負担がかかりますから、様々の症状に見舞われてきたと考えることができます。中央の写真は、骨盤を「仙腸関節調整」により正した写真です。

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 乃里子さんがこのように骨盤を狂わせたのは、24歳の時の「交通事故」が原因と考えることができます。

交通事故の後から、腰痛にも見舞われて体調が優れなくなっているからです。

そして腕を使う「麻の紐作り」の仕事に没頭している中で、体の歪みが進行するとともに、肩・首などの筋肉群が過緊張を起こし、三叉神経が限界を超えて興奮を始めたことで、痛みが発現したのです。

初回時の正面写真が左ですが、顔が左に傾斜しています。

右は帰られるときの写真です。

傾斜が治っています。

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三叉神経痛は体の歪みが原因であるということが、乃里子さんの過去からの体調の変化、そして手当ての経過をみることで理解できると思います。

  乃里子さんは平成30年10月20日に当センターの健康指導を終了しましたが、その後再発したという連絡はありません。

三叉神経痛で悩んでいる皆さん。早めの対応が痛みからの早期脱却につながるのです。

平成31年4月15日 高橋健康指導センター   髙橋純一

 

          「三叉神経痛克服後の経過報告」

 

 近頃見えた三叉神経痛の患者さんから、ブログで治った方の体験談を拝見したが、その後再発はしていないのか、どうかを知りたかった。

というのは、長野へ健康指導を受けに行くのに、その点が疑問に思ったというのです。

彼女は交流サイトの「mixi」で検索したところ、長野へ行って三叉神経痛が治った方の記述をみつけて、その後の経過を聞いたところ「1年半ほど前に長野に行って痛みが消失した後、再発していないという」福岡県の方から返信があり、安心して当センターに来る気になったというのです。

今後できる限り、その後の経過について確認が取れたときはこのブログで紹介したいと思います。

ではお一人紹介させていただきます。

平成29年の10月に青森県から来られた竹谷良子さんの体験談「家族愛につつまれて三叉神経痛を乗り越える、津軽のおばあちゃん」というタイトルで、当ブログで紹介させていただきました。

良子さんは、10月9日から22日まで9日間の健康指導を受けられ帰られるとき50mgのテグレトールを前日に服用して、帰られる日は服用なしで痛みは消えたと言われました。(来られた時はテグレトール一日に300mg、ロキソニン120mgを服用)

そして昨年の10月6日に2泊3日で再度身体のメンテナンスに来られました。

「帰られてから痛みはどうなりましたか?」と、お聞きしたところ「あれ以来痛みは出ていない」という答えが返ってきましたので報告させていただきます。

下の写真はその時にユーチューブ動画の撮影をしている良子さんです。

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平成31年4月15日  高橋健康指導センター   髙橋純一 

 

 

 

 

 

 

 

三叉神経痛を自然手当てで克服する人々

   三叉神経痛「免棒」に助けられて

二瓶美代子さん69歳は北海道札幌市で美容院を経営しています。

三叉神経痛が発症したのは50歳ごろで、口にヘルペスができて皮膚科を受診し、湿疹は治まっても、左眼のふちに、歩けないほどの痛みが消えないので、何件かの病院で診察を受けました。

3年ほど経過する中で「脳神経外科」で三叉神経痛と診断され、以後、テグレトールと神経ブロック注射で12年間しのいできましたが、完治することはなく、2013年に「ガッセル神経節ブロック(高周波熱凝固)」を受けました。

しかし、症状は改善されず、副作用として左上唇に痺れがでて、それは今も続いています。

2017年、髙橋健康指導センターのブログにたどり着きましたが、母親の介護があるために、直ぐに行くことは出来ないので、効果があるという「めん棒」を購入して使用を始めました。

「めん棒」を痛い部分に当て、暖めていると痛みが楽になることが分かり、テレビを見なが、首や肩に当てていると、薬の回数が減りました。

テグレトールは毎日200mg服用していましたが、肝機能の数値が上がり悩んでいました。

でも、免棒を使用してからは、薬は月に2~6錠(内科でもらっている)ぐらいまで減らすことができて肝機能の数値も下がりましたから、ペインクリニックに行くのは止めました。

 美代子さんは「パーマ巻き」をすると腰に痛みが出ることが多く、腰が痛くなると三叉神経痛が酷くなります。

また、予約が一杯の時は「喋れなくなるので」事前にテグレトールを服用する生活をしてきました。薬は効くのですが2時間ほど経過すると、頭が「ボー」となり仕事は大変でした。

雪かきで以前腰を痛めたことが災いしているようです。

当センターには平成30年11月6日に、母親の介護が一段落したことからやってこられました。

痛みは、左側で「風に当たる・シャンプー・食事の始め」に痛みが出る状態です。

四日間の健康指導を受けた美代子さんの感想です。

「ブログを読んで理解したと思っていたが、骨盤の歪み・体の硬さや歪みなどが理解でき、実際に来てみて本当に良かった」そうです。

痛みも消えて、笑顔で帰られました。

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上が初回時の美代子さんの正面写真です。上半身の歪みが、余りありません。顔の傾斜もありません。左右の肩は若干、左肩が下がっていますが僅かですから、私の手当てで

痛みが速く消失したのです。

次の写真は「動画」で「めん棒」の使い方を語る美代子さんです。「ユーチューブ動画」  https://youtu.be/v82qL_5WkNA

尚、免棒の動画は次のURLでご覧いただけます。

youtu.be

 

 三叉神経痛克服は「腰痛克服」がカギ

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(動画で語られる隆男さん)

若山隆男さんは岐阜県群上市から平成30年5月29日に来られました。

三叉神経痛は3年前に発症します。

仕事は森林の伐採などの仕事をしていましたが、家では休日には農作業にも従事していました。

脳神経外科でリリカ75mgを処方されて対応してきましたが、60歳定年になり仕事から離れると三叉神経痛は楽になり安堵していました。

痛みが楽になったので、農作業が暇な時期は「生コン」の運転手を始めました。

1年が過ぎた12月頃より、痛みが再燃して、リリカとテグレトールを服用するようになると、「薬疹」で入院するはめになり、テグレは服用ができなくなりました。

ことしの5月になると痛みが次第に強くなり「千枚どうし」で左顎を突かれる症状に困り果てているなかで、奥さんが髙橋健康指導センターのブログにたどり着きました。

 5月29日に奥さんとともに三叉神経痛の手当てなどについて相談に見えました。

納得されて、6月5日より4日間健康指導を受けられます。

隆男さんは29日に一回健康指導を受けられましたが、その後痛みが楽になったので「ここで手当てをお願いしよう」と考えたそうです。

4日間の手当てで痛みは消えて、「もう大丈夫」と普通の生活に戻った6月中旬、草刈りなど農作業を頑張ると、三叉神経痛が再燃、6月26日から5日間再度健康指導を受けます。

当然痛みは消えて帰られ、それからは生活に注意して身体を酷使しないように、運動などをして過ごし、三叉神経痛は起きていないそうです。

11月3日再度手当てに来られました。

隆男さんは腰に弱みがありました。若い時より腰痛があり、ギックリ腰にも何度も見舞われたそうです。

今回来たのは、腰が重くなり「ぎっくり腰」を起こしそうだと感じたからだということですが、どうも腰が悪くなると「三叉神経痛」が出そうだと感じるということだそうです。

隆男さんは分かったのです。今までも腰がおかしい時に「三叉神経痛が起きるということ」がです。

私は、体の歪みが三叉神経痛の大きな問題ですとお話ししています。そして骨盤の歪みが主因ですと説明しています。隆男さんは典型的な三叉神経痛だったのです。

初回時の骨盤をみてみましょう。

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Aは模型の上赤線(腸骨)で左が上がっています。Bは下の赤線(坐骨)で左上がりです。

これは左右骨盤が大きくヅレていることの証です。

これでは上半身が大きく歪み、「脳頭蓋骨・顔面骨」23個の骨に歪みが生じますから、三叉神経繊維を圧迫することで三叉神経痛が発症するのです。

若山隆男さんは骨盤を整えたことで、顔面頭蓋の歪みが正されて三叉神経痛が治まったのです。

「初回時の隆男さんの後ろからの撮影です。反り腰になっていることがよく分かります。骨盤内仙腸関節が亜脱臼を起こすとこうなります。筋肉が弱っているからなるのではありません」

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今回、ぎっくり腰になりそうになると、顔面頭蓋の歪みが起こり始めて、三叉神経が興奮を始めたのです。

隆男さんはそれが分かったから、直ぐに当センターにこられたのです。

当然一回の骨盤の手当てで痛みは消えてしまいました。

 平成31年3月31日現在、隆男さんから「先生伺います」という連絡はありませんが、私は3か月に1回ぐらいは、身体のメンテナンスにおいで下さいと念を押してありますが、痛みが消えると忘れてしまうのでしょう。

平成31年3月31日   高橋健康指導センター   髙橋純一

三叉神経痛の克服を自然療法に賭けて、待っていたのは笑顔の日々

 関西から来られた「美和玉枝さん」は今年62歳になりました。

三叉神経痛とのかかわりは25年前です。

右歯茎に「ピリピリ」と痛みが出ます。

最初は弱く歯科医院に通院して、検査・治療を受けますが、次第に痛みが強くなり1年が経過します。

歯科医の紹介で総合病院の脳神経外科を受診すると、MRI検査の結果「骨髄腫」が見つかり、この腫瘍が三叉神経痛の原因と断定され「ガンマナイフ」の手術を受けることで、痛みは消失しました。

20数年間痛みはなく三叉神経痛など忘れていました。

しかし、2年前から、右歯茎から頬にかけて、何か気になる違和感がでてきて、念のために脳神経外科を受診してMRIを撮ってみました。

結果は、腫瘍は変化なく、腫瘍が原因でないと告げられます。

気になる違和感ですから思案の結果「鍼治療」を受けてみます。

すると違和感は消失して、大丈夫だと安堵していましたが、1年が経過するごろから、痛みが出始めたので「身体が温まる漢方薬」も併用してみました。

効果はあったのですが、3か月が過ぎるころから効果が薄らぎ痛みが強くなったので、ガバペンとリリカを日に3回服用することにしました。

今年の8月に入ると、食事ができないほど痛みが強くなり、抗てんかん薬の「ホストイン」の点滴をすることで3日間は痛みが消えましたが再燃して、医師に相談すると「あとは手術しか方法がない」と告げられます。

ガンマナイフも微小血管減圧術の手術も「何か気が乗らず」、「ほかに何か良い方法は無いものか」とインターネットを検索している中で、当センター紹介の「動画」にたどり着いたそうです。

でも整体などの自然な療法で、この痛みが消えるのか疑問に感じましたが、ブログの「体験談」を読んでみて、一度体験してみようと決断したそうです。

8月17日から3日間、健康指導を受けます。

この時は痛みが酷く、食事は流動食の日々でしたが、家に帰って3日目あたりから、痛みが和らぎ始めて、普通食を食べられるようになります。

「これは凄い」と感じたそうです。

9月4日から9日間再度健康指導を受けます。

薬は「ガパペン2錠」「リリカ1錠」を夜のみ服用していましたが、少しずつ減らしてみると、痛みに変化がありません。

 次第に昼間でも、疲労が蓄積している患者さん特有の「眠気」が襲い始めて、手当て後や昼食後は、ぐっすり眠るようになりました。

日に日に痛みも弱くなり、硬いものも食せるようになり、5日目に薬は一切やめましたが痛みが強くなる気配はありません。

そして最終日、体調を伺ってみました。

「食事の時に最初だけ、少し違和感が出るが直ぐに消える。便秘が解消。今までずっと、目の前に霞がかかっているようで、頭もボーっとしていたが、頭も眼もすっきりとした。この療法を選択して大正解だった」と笑顔で話してくださいました。

玉枝さんの三叉神経痛発症の原因は何でしょうか。

先ず姿勢を見てみましょう。

背筋が伸びてにこやかな顔の写真が、9月13日最終日の写真、8月17日の写真は緊張して右肩がかなり下がっています。

これは背骨が歪んでいるということですから、疲れやすい体形です。

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足の長さは左足が少し短いですが、骨盤の腸骨で見ると、左上がり、坐骨で見るとかなり左上がりが大きくなっています。

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骨盤内「仙腸関節」が左右で亜脱臼を起こして、人体の中心土台が「不安定」な状態になっています。

この状態で何十年と生活をしてきた結果、身体が次第に硬直して「血液・リンパ循環」が停滞して「疲労」が蓄積、元々「髄膜腫」の影響で「三叉神経節」は興奮状態にあったところに「疲労」が、更なる興奮を増幅したことで「三叉神経痛」が発症したと考えることができます。

三叉神経痛発症には、骨盤の歪みが必ず関与しています。

骨盤が歪むことから、人体に多大な「負」の負担がかかる仕組みを理解しないと、三叉神経痛は根本から克服できないことを知ってください。

また、三叉神経痛克服には、更に生活環境をチェックして、三叉神経痛が発症し易い生活習慣を改める必要があることも知ってください。十人十色の生活環境の問題点を見つけ改めることも必須の克服の条件です。

玉枝さんの聞き取りで気になったのは、2年前からある先生に、首の下に「氷枕」をして寝ることを勧められ、やってみると気持ちが良く2年間毎日やっていたというのです。

 これ三叉神経痛の人は絶対にやってはいけません。

皆さんこの理由理解できますか?

三叉神経痛の患者さんと対峙して聞き取りをすると、三叉神経痛発症を増幅させる生活習慣を全員が持っていることも確かな事実です。

三叉神経痛の患者さん、三叉神経痛克服は「体質改善」です。

自分の弱点を知って、その弱点克服に「根気」をもって望めば、玉枝さんのように「笑顔の日々」が待っているのです。

2018年9月14日

髙橋健康指導センター  髙橋  純一

縁のある人は救われる!三叉神経痛克服体験談

南米パラグアイは日本の反対側の南半球です。

その真ん中辺に位置する国の農場で、農工具の管理や栽培技術の指導をしている大和田法生さんは、パラグアイで20年生活をしていますが、平成21年頃から三叉神経痛に悩まされてきました。

最初は左側顔面に「ピクピク」とした症状が出るようになり、奥さんから「おかしい」のではないかと言われていましたが、次第に右側顔面に違和感が移り痛みに変わっていきました。

地元の病院を受診すると三叉神経痛と診断され「カルバマゼピン」いわゆるテグレトールを処方され、50mgから200mgを日に数回服用しながら、痛みを抑えてきました。

平成24年日本に帰国時に、神奈川県の関東労災病院を受診すると「ガンマナイフ」の治療を勧められ、根本療法と思い手術を受けました。

1年間は痛みが消えて喜んでいたのですが、再発してしまい「この療法も受け続けることは出来ない」と思い、その後の帰国時に武蔵小杉の個人医を受診して相談しました。

先生は「他にも治療法はあるが、それが嫌であれば薬は一生飲み続けなければならない」と言われました。

でも、三叉神経痛の原因は解らない。

解らなければ治し方も解らないのではないだろうか?

痛みを抑えるだけの手当では根本療法ではない。

将来治るという見込みも立たないなかで、薬に頼りながら「苛立ちと焦りの思い」が交錯して思案の日々が続いていたそうです。

平成28年になり、いつも「ヤフー」で色々情報を探していましたが、なぜか「グーグル」を開くと、長野の美しい山並みの画面に「三叉神経痛を克服した体験談」が沢山載っているブログをみつけました。

読んでみると納得できる記載が多く、自然な療法で三叉神経痛は治るのだ!と驚天動地の驚きをえて「藁にもすがる」心境で、今度帰国時には指導を受けようと考え、平成29年9月帰国時に2泊3日の健康指導と手当を受けました。

そして1日が終わった時点で痛みがなくなったのを感じたそうです。

その後パラグアイに帰って、1年間の中で痛みを覚えるのは2、3回ほどで瞬間的な痛みに襲われただけです。

その時点で薬は「ちょこちょこ」と飲んだそうですが、毎日、常時飲んでいた薬を飲まなくてもよかったということ、それから痛みがほとんど起こらなくなったことに、「この手当は本物だ」という感覚を感じたと話してくださいました。

今回1か月半ほどの予定で帰国したのですが、飛行機の乗り換えを合わせて36時間の旅行の中で、身体を動かすことができないから痛みの再発が不安だったのですが、家に帰ると案の定、手当てを受けてから感じたことのない強い痛みにも一回襲われ、これはもう一度先生のお世話にならなければと思い、平成30年6月7日から2泊3日間手当を受けました。

そして2日目が終わった時点で体調は回復して、痛みの起こる気配はありません。

大和田さんが短期の手当で、三叉神経の痛みが消えるのは、痛みの発現する原因が単純だからです。

三叉神経痛が発現する原因は色々とあります。

幾つかの原因が重なり合って発現している場合は、克服するのに時間が必要です。

しかし、大和田さんの原因は、身体の緊張です。

つまり、疲労が抜けない状態でいると、筋肉が緊張して身体が硬くなってくるのです。

その不快な情報が三叉神経を興奮させて「痛み」となって現れるのです。

大和田さんには、三叉神経痛を誘発する、それ以外の問題が存在していないから、簡単に三叉神経痛が治まったのです。

大和田さんの体の歪みを見てみましょうf:id:kenkoshido:20180807073916p:plain。                  f:id:kenkoshido:20180807074024p:plain

背骨に歪みがあるために左右の肩に歪みはありますが、三叉神経痛の患者さん特有の顔の傾斜はありません。骨盤の歪みを見るために、足の長さを見ると、29年の初回時の写真では、左足が少し狂っていますが、30年6月の初回時の足の長さは平行ですから、骨盤の狂いはありません。つまり、大和田さんの三叉神経痛が短期で改善するのは、骨盤がしっかりしているので、身体全体に大きな負担がかからないからです。三叉神経痛が発症する遺伝子はオンであるために、身体の疲労が少し蓄積すると三叉神経痛が発症しますが、身体の筋緊張を緩めて疲労が回復すると、三叉神経の興奮は直ぐに治まるということが、写真でも証明ができます。三叉神経痛で悩んでいる皆さん、あなたの苦しみは案外簡単に克服できるかもしれないのです。もし簡単でなくても、三叉神経痛発症の原因を知り、その克服の努力を積み重ねれば三叉神経痛の痛みは弱まり、そして消えていく病なのです。

知らないということほど愚かなことはないのではないでしょうか。三叉神経痛でお悩みの方、お気軽にご相談ください。

相談はメールでできる方はメールで相談ください。

Eメール  j-t@mx1.avis.ne.jp

Gメール  takahashi1340@gmail.com

☎ 026-224-9070 Fax 026-224-9072

平成30年 8月  高橋健康指導センター  高橋純一

 

 

19年に及ぶ三叉神経痛のかかわりを乗り越えた山ガール

お知らせ ユーチューブで体験談の動画を観ることができますので合わせてご覧ください。「https://youtu.be/7y1elqSFzJI 」

 吉行由紀さんは今年古希を迎えますが、三叉神経痛を1月下旬に乗り越えて、しばらくお休みした「山歩き」を楽しみにしています。

でも、あの痛みの怖さは本人にしかわからない痛みなのでしょう。今年1年は身体を手入れすることに集中したいと話されました。

由紀さんは20代から約40年間、JRの売店に勤めてきました。

その後はスーパーマーケットでパート勤務を8年、もう仕事は終わりにしたかったそうですが、友人が経営する介護施設に頼まれて介護の仕事を現在はしています。

仕事をすることは楽しいし、休みには「山歩き」の趣味をもって活動的は日々を送ってきました。

しかし、三叉神経痛に50歳から悩まされて、約19年間、薬、手術、神経ブロックを受けながら、仕事と趣味をこなしてきました。

身体は骨格のしっかりした健康体に見えますが、三叉神経痛だけが悩みの種でした。

由紀さんの住まいは、長野県の浅間山の麓に広がる景観に恵まれた高原の町です。

幼い頃から山が好きで「山歩き」をしたかったそうですが、子育てが終わった50歳より、友人と山歩きを始めました。富士山はもとより、北アルプスから南アルプス、谷川岳、そして高原を歩いてきました。

当センターに来られたのは平成29年11月22日からですが、10月には尾瀬を二日間で26キロ歩いたそうです。そして12月に入り、当センターに通いながら「日本のチロル」と言われる、南信州・東山郷「下栗の里」にも行ってきました。山歩きが生きがいの由紀さんの姿が浮かびます。 

さて、三叉神経痛の症状が出たのは50歳からです。

不思議に山歩きは始めたころから出てきましたから、ここに三叉神経痛発症の原因があります。だから不思議ではなく、山歩きが問題なのです。

山歩きと三叉神経痛、皆さんはその原因がお分かりになりますか?

でも、三叉神経痛発症が山歩きと関係しているとは、思いもよらないことですから、

現代医学の世話になりながら、一喜一憂の19年だったのです。

経過を説明しましょう。

50歳から痛みが左側、奥歯と犬歯の周辺に出ます。

多くの皆さんが辿る経過ですが、歯が悪いのではないかと考え歯科医院を受診、検査を受けますが原因は分かりません。内科から神経内科も回りますが、原因は5年間分かりませんでした。

 55歳になったある日、とてつもない痛みが左側顔面に発現して、動くことすらできません。掛かりつけ医の紹介で総合病院に救急車で運ばれ15日間入院します。

点滴から神経ブロック、薬の服用をしても簡単には痛みは治まらない状況で「三叉神経痛」と診断されます。

その後はテグレトールを服用しながら仕事に復帰しますが、由紀さんは薬を服用すると、景色が斜めになって車の運転に支障が出たり、ふら付いて転倒しそうになるので薬服用にも苦しみます。

60歳で退職して根本療法だからと「微小血管減圧術」の手術を受けることで、痛みが消失して「これで治った」と2年間は安堵の日々を過ごしました。

しかし、再発してしまい、今度はペインクリニックで神経ブロックを受けます。

顔面に神経ブロックを打たれるときは、看護師さん3人に押さえつけられて、打たれるそうですが、注射の痛みで「あーあー」と悲鳴を上げるほど辛いそうです。

でも、三叉神経痛の痛みを回避するためには、ひたすら辛抱するしかなかったと述懐されました。

神経ブロックも年単位で痛みが消えたそうですが、次第に効果の時間が短くなり、昨年の10月になると何回打っても痛みが消えません。

薬で耐えていましたが「藁にもすがる」心境のなかで、当センターのブログにたどり着き、11月22日より健康指導を受け始めます。

そして週2回の手当てを受けることで、12月中旬には奥歯の痛みが消失、1月下旬には前歯茎の痛みも消えました。

薬は指導を受け始めると痛みは我慢できるようになり直ぐに止めました。

正しい指導を受けることで19年の苦しみも、僅か2か月で克服できたのです。

では、三叉神経痛を誘発する由紀さんの体の歪みをみてみましょう

昨年11月(左)と今年2月(右)の写真を比較してみます。

初回時は右肩下がりで顔も右に傾斜しています。これは骨盤が歪み背骨がS字状に歪んでいるからです。

痛みが消失した2月には、顔の傾斜が治り、左右の肩もかなり改善されています。

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 骨盤をみてみましょう。

左骨盤模型の腸骨上端(赤の線)に画版を当てます。

初回時(A)右が上がっていますが、足の長さ(左)を見ると左足が短いので、骨盤内「仙腸関節」の左右が亜脱臼を起こして、骨盤が変異をしています。

(足の長さ右側写真,Bは骨盤を正した後の写真です)

このように骨盤が歪んだ状態で歩いていると、下半身に非常に大きな負担がかかりますから疲れます。

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 由紀さんは、若い頃から「こむら返り」を頻繁に起こしていたそうです。そして山歩きをするようになってからは、服用すると楽になる「漢方薬」を常に持参していたと話してくれました。

「こむら返り」は下半身の筋肉疲労が起こす症状です。

このように骨盤が変異をした状態で「山歩き」をしていたのです。結果として、身体は疲労して、三叉神経が常に刺激を受けることで三叉神経痛が発現していたのです。

しかし、由紀さんは「身体が疲労しているとは思わなかった」と言われました。

これは自律神経が失調していたために「気付かなかった」ということです。

その証拠に、指導を受け始めると「眠くて眠くて」と訴えました。

そして「腰が痛い・二の腕がだるい」とも、これは自律神経が改善され正常になってきたことの証であるのです。

今年の1月下旬には「もう三叉神経痛は直に治ると思う」と言うので、「どうしてそのように思うのですか?」と問うと「三叉神経痛が出そうになると、無意識に身構える」そうですが、そのようなことが「この頃は起きなくなった」からと言われました。案の定、1月末をもって痛みは完全に消えました。

由紀さんが三叉神経痛を短期間で克服できたのは、身体の歪みを正したことと、2か月間は仕事を休み、手当てに集中したこと。

そして「免棒」「バランスボール」も購入して、自宅でも身体の手入れに精を出したことです。

由紀さんは「遠い道のりだったけど、いい勉強ができた。自分の身体を磨くと病気は消えていくのですね!」と、満面笑みで語ってくれました。

    免棒            バランスボール  

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三叉神経痛のみならず「体調の悪い方」体調が優れないのは、必ずどこかに原因があります。その原因を見つけて乗り越える努力をすれば、必ずや報われます。お気軽にご相談ください。

 平成30年3月1日  髙橋健康指導センター 髙橋純一

メール j-t@mx1.avis.ne.jp  ☎ 026-224-9070

         ファックス 026-224-9072

 

 

長年苦しんだ三叉神経痛も根本原因をみつけ治すと即消える

お知らせ ユーチューブで体験談の動画を観ることができますので合わせてご覧ください。「https://youtu.be/7y1elqSFzJI 」

 

   長年苦しんだ三叉神経痛も根本原因をみつけ治すと即消える

 私は三叉神経痛の患者さんと対峙して10年の歳月が流れました。

その経験のなかでも、今回ご紹介する患者さんの体験談は奇想天外としか言いようがありません。

 田辺美和子さんは今年51歳、26歳の長男を含めて3人の子供さんの母親です。

仕事は家で書道塾を、合間にはスーパーマーケットにパートで勤めています。

身長163cm、体重60kgのしっかりした体格です。

三叉神経痛とのかかわりは43歳の時ですから、約9年間三叉神経痛と付き合いがあります。

三叉神経痛の経過を説明します。

平成21年9月「右鼻の横と右ひたいに強いピリピリとした、転げまわるほどの痛みが出現して、食事・洗顔・歯磨き・会話・車の運転もままならない。風に顔が当たるだけで鋭い痛みが発現する」状態におかれます。

三叉神経痛発症時は、子供も小さい上に、姑の介護や、身体の弱い夫の妹の世話もする、非常にストレスのかかる、しんどい生活環境でした。

早速、総合病院脳神経外科を受診すると、三叉神経痛と診断され、造影剤を使用したMRI検査の結果「血管が三叉神経に触れているので、これが原因です」と医師に説明され、即「微小血管減圧術」の手術を受けました。

手術は成功して痛みは消失しましたが、右耳の難聴に見舞われ、検査を受けても原因が分からず、解決はできませんでしたが半年後に自然に治ります。

しかし、手術から1年半で痛みが再発します。

今度はテグレトール100mgを服用すると、1週間で痛みが消えたので薬服用は中止にしました。

でも2年で再発、薬服用の生活に戻りますが、今度は薬が効きません。

薬の増量を医師から勧められましたが、美和子さんは薬の感受性が強く、100mgのテグレトールを服用すると「ふら付き眠・眠気・体調不良など」に見舞われ、家事などが困難になるのです。

食事も痛みで摂ることが困難な状態に、子供達からは「お母さんご飯食べないと、死んじゃうよ!食べて、食べて!」励まされる中で、「痛みに負けるから、治らないのではないか。痛みと戦おう!」と思案の末考えたのです。

そして実行に移しました。

痛みで涙を流しながら食事をし、歯磨きも「キャーキャー」と悲鳴を上げて、ゴシゴシと磨きました。

動きたくなく寝ていたいのですが、逆に動いて「負けてなるものか!」と頑張ったそうです。

すると、次第に「神経」が鈍麻になったのか、痛いのですが何でも出来るようになったそうですが、常に歯を食いしばり気合を入れての日々だったとのことです。

全く驚きの対応で、そのように三叉神経痛の痛みに対応した方は初めてです。

 そんな過酷な生活を6年ほど送りますが、平成29年9月当センターのブログを発見して、指導を受けに来られました。

美和子さんの聞き取りの中で、気になる問題が二つありました。

☆一つは幼い時に「股関節脱臼」でコルセットを装着していたということです。

幼い時の股関節脱臼は、股関節周囲の筋肉組織が軟弱なために、歩くことに支障が出ているという整形外科学の考えで、コルセットを装着して、股関節の動きを制限していると、時間とともに組織がしっかりして、歩くことが可能になります。

これで治ったと医師は判断するようです。

しかし、股関節周囲の組織の成長が悪かったということは、骨盤内「仙腸関節」に問題があったからです。

その問題は解決されないまま成長するわけですから、再発する確率が高いのです。

☆二つ目は、中学校2年生から高校2年生まで「側弯症」のために、コルセットを装着して背骨の矯正をしていたということです。

そのような病態の経歴がある美和子さんの、骨盤、背骨などをみてみます。

先ず骨盤です。

左の足(NO1)が短く、腸骨と坐骨(NO2)も左上がりですから、左仙腸関節が亜脱臼をしていることが分かります。

骨盤の模型(NO3)を参考にすると、画版を置いた位置が分かるでしょう。

模型の上の赤線が腸骨りょう、下の赤線が坐骨です。      

   NO1           NO2       NO3                 

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次に骨盤を調整して仙腸関節の亜脱臼を正してみました。しかし、腸骨と坐骨(NO5)は正されていますが、左足(NO4)は僅か伸びましたが完全には揃いません。

NO4         NO5       NO6    

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 この理由は、左股関節の軟骨がすり減っているということと、大腿骨頭を支える筋肉群に偏った萎縮があるため、大腿骨が正しい位置におさまっていないからです。

NO6(レントゲン写真)の矢印部分が股関節ですが、骨盤と大腿骨の間に空間があります。この空間が軟骨なのです。

軟骨はレントゲンでは映りませんから空間に映っているのです。

この写真は田辺さんの写真ではありませんが、田辺さんは左股関節の軟骨がすり減っているので、レントゲンを撮ればこの空間が狭くなっているはずです。

股関節の説明は不十分ですが、ここではこれぐらいの説明にしておきます。

次に、側弯症について田辺さんの姿勢を見てみましょう。

側弯症とは「背骨」が片側に弓のように曲がる現象をいいます。

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後ろから撮影してみましたが、イラスト(上手く描けない)のように曲がっていました。したがって正面写真、後ろからの写真を見ると、右肩が下がり、顔は左側に傾斜しています。

側弯症も完治はしていないということです。

股関節脱臼、側弯症は骨盤内「仙腸関節」が亜脱臼を起こすことで生まれる現象ですから、田辺さんは、幼い時から仙腸関節に亜脱臼があったという証拠です。

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仙腸関節について少し説明しましょう。

矢印の先が仙腸関節です。左右腸骨と仙骨の接地面です。

医学的には重要視されていませんが、この部分にヅレが起きることを「仙腸関節の亜脱臼」といいます。

人は歩くときに仙腸関節の微妙なコントロールによって「スムーズ」に歩くことができるのです。したがって、この関節に亜脱臼が起きると、歩くことが非常に不安定になり次第に腰痛等の症状が出ます。

また、仙腸関節が脱臼することで骨盤が傾き始めて「姿勢」が悪化し、身体に様々な不快な症状が発生してくるのです。

いわゆる不健康になってゆくということです。

この原理を知らないために一つの症状に対して「薬」で対応しているのが、現代医学であり、多くの国民なのです。

話を戻します。

狂った骨盤の上に載っている背骨は、バランスを保とうとして、弯曲になる現象が「側弯症」で成長期が高まる時に出てくるのです。

コルセットを装着しましたが、ほとんど効果はなかったということです。

そして骨盤の歪みが、加齢と忙しい生活の中で、じわじわと骨盤周辺の組織を緊張させて、股関節痛や腰痛の症状が20代後半から出てきたそうです。

 田辺さんは9月29日に初診の手当と自己療法を学びました。

2回目は10月6日ですが、10月2日にメールを送ってくださいました。

その内容を記します。

「この間は有難うございました!長男の結婚の挨拶、次男のバスケの試合と忙しく連絡が遅くなりました!あの日、先生のとこまで行くのに、それまでは食欲もなく、また、緊張で身体がだるいし重かったのですが、帰りは何かふっ切れたように身体が軽くスタスタと歩ける自分にビックリしました!今まだ、こめかみのとこに軽いピリピリはありますが我慢できない痛みでもありません!ずっと絶え間なくピリピリしていたのですが時々、痛みがなくなる時もでてきました!食べることもできる事ができ、足腰に力が入る感じです!また、6日よろしくお願いします」

そして10月6日、次に10日で3回目の手当てを受けた後、驚くなかれ!鼻横の痛みが消失、その2日後にはこめかみ、おでこの痛みも消失しました。

11月に入っても12月に入っても、三叉神経痛は起こりません。

僅か3回の手当てで痛みが消えてしまいました。

田辺さんが短期間で三叉神経痛を克服できた理由は、骨盤の歪みが正され、動くことの制限が解除されたからです。

その証拠に、メールで「・・身体が軽くスタスタ歩ける自分にビックリしました・・」と心境を語っています。

両足は完全には揃ってはいないのですが「左右仙腸関節」の亜脱臼が正されたことで、歩く動作がスムーズになったのです。

つまり、動くことに制限があるという不自由な生活環境の大きな負担が、三叉神経節という器官に大きな負の刺激を与えて、常に三叉神経が興奮をしていたということです。その負担だけが、田辺さんの三叉神経痛の原因で、他の原因は無かったので、3回の手当で三叉神経痛は消えてしまったのです。

私が常々申し上げていますが、三叉神経痛は骨盤の歪みが根本原因ですから、腰が痛いとか、痛くないということは関係がなく、骨盤から正すことが大切です。

何故ならば、腰が痛くない三叉神経痛の患者さんも、手当てを受けている過程の中で必ず「腰が痛くなった」と訴えます。つまり、腰が痛くないというのは「神経」が鈍麻になっているからで、手当てを受けることで身体の機能が回復して、神経が正常になると、骨盤の悪さを感じるようになるからです。 

田辺さんに指導した中に「左足が短いから、靴を履くときは左右差を解消するために、左靴に下敷きを入れるように、家では靴下を重ね履くよう」に指導しました。

三叉神経痛の皆さん、我慢したり、薬などに頼った生活をしていると、身体はどんどん「坂道を転がり落ちる」ように不健康になり、三叉神経痛を克服するのに時間がかかる状態に追い込まれていくことを知ってください。

最後に、田辺美和子さんは最初に「微小血管減圧術」の手術をしました。その傷跡は現在も「疼く」痛みが残っていると言われました。既に9年の歳月が流れているのにです。

「このような自然な療法が分かっていれば、手術などしなくてもよかったのに残念です」と述懐されていました。 

 参考に「手術痕」の写真をお見せします。この方は36歳の女性ですが、3年間に3回の手術を受けましたが、三叉神経痛は再発してしまい、現在当センターで指導を受けています。

「どうして手術を3回もしてしまったのですか」という私の問に、「手術は根本療法だ!」と、医師の説明で理解したからですと答えが返ってきました。

手術で三叉神経痛が治るのであれば、それでよいでしょう。

しかし、三叉神経痛の原因は沢山存在するのです。

手術後再発した方は、別の原因が悪化したために痛みがぶり返したのです。

どちらの手当てが正解か、考えられればお分かりになるでしょう。

           平成30年1月4日 髙橋健康指導センター  髙橋 純一

 

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