薬も手術も不要で三叉神経痛の痛みを克服する方法・体験談

美味しい空気・美味しいお水・美味しい食材の、自然豊かな長野で、三叉神経痛を乗り越える健康指導を受けてみませんか!                          歪みの正し方・健康を維持する食事・正しい運動法・病に対する心の有りよう、日常生活の基本など、高橋健康指導センターは健康を回復するノウハウを懇切丁寧に指導いたします。

太平洋を飛び越えて三叉神経痛の克服に来られた方の体験談

 大久保さんは今年66歳を迎えます。

東京で貿易関係の仕事に携わり、1993年には米国のニュウジャージー州に赴任しての生活が始まります。その後家を建て家族と生活をする中で、2002年から6年は単身で日本へ逆赴任生活を送ったそうです。

60歳で会社を退職してからは、会社を立ち上げ現在も米国で仕事をしています。

趣味はスキー・ゴルフ・そしてランニングを天候がよければ、毎日でも40分程するそうです。

昨年の11月には、お姉さんが住んでいる神戸の「神戸マラソン」に参加して、42、195キロを6時間30分かけて走り抜いたそうですが「もう沢山だ!」と述懐されました。

 

 三叉神経痛とのかかわりです。

10年ほど前に左目から額にかけて痛みが発現して、医師の診断を受けると「三叉神経痛」といわれ「テグレトール」を処方されます。この時は一回服用しただけで痛みは消え、その後何事もなく今年の一月一日を迎えます。

左の小鼻の下と左唇の口角の下周辺に痛みが少し出ますが、大した痛みではなく2ヶ月が経過します。

しかし、3月に入ると痛みが増して、食事、喋るときの最初に強い痛みが出るようになります。医師の診断は三叉神経痛でテグレトールを200mg服用します。

少しは効いたようですが、4月に入ると夜中でも「刺すような」痛みの為に何回も目が覚めることが続くようになりテグレトールを400mg服用しますが効きません。

試しに1200mg服用してみましたが痛みが治まらないどころか、ふらついて歩けない。眠い。何もする気力もなくなり動けない。を体験します。

また、テグレトールを服用していると便秘症になり苦しむそうです。

薬も効かない状態の中で、脳神経外科を受診するように掛り付けの医師からアドバイスをされますが、受診すれば結果は、テグレトールは効果がないので「神経ブロック・手術・ガンマナイフ」の方向が示されるのは必然と思うと、受診する気持ちにはなれなかったそうです

それら西洋医学の手当て法以外に何か方法はないものかと思案します。

 

 実は大久保さんの三男は将来医師になる希望があって勉強していますが、この頃「医師は本当には病気を治せないのではないか」と疑問を持ち始めて、食事の事、ビタミン剤の事などに興味を持ち始めて、家庭の中でそのような話題が多くなっているそうです。

そこで仕事では毎日「インターネット」を使用しているので「三叉神経痛を治す良い医者を知りませんか」と書き込みをしてみました。

英字を読むのは面倒だから、日本語でやってみたのです。すると、色々の人がいるものです。心当たりの病院など良いと思われる返答がありました。その中に「高橋健康指導センター」も入っていました。開いてみると整体で治すとあります。

「医師ではなく整体か、胡散臭いな!」と最初は感じましたが、体験談が沢山あります。「これ信じられるかもと感じたのです」

  

痛みが強くなる一方で、5月の連休近辺を過ぎると、9月まで日本に行くことは出来ない事情があり、急きょ行く決意をして4月30日から長野で手当てを受けています。

長野に行くことは東京で仕事をしているとき、会社の保養所が奥志賀高原にあり、毎年スキーに行っていたので行くことに不安を感じないということもあったそうです。

《高橋純一の所感》

 三叉神経痛の患者さんと対峙する時の心得は「原因がどこにあるのかを探すことです」それが大凡わかれば、その問題を解決する指導を続けるということにつきます。

大久保さんの生活内容について聞き取りをして分かりました。

大久保さんは35歳頃から腰を痛めることが時々あり「ギックリ腰」も何度か経験をしています。現在も時々腰に違和感が出ることがあります。

正面の写真を見ます。顔が左にやや傾斜しています。右足が短く、骨盤の腸骨の左右の平行を見ると右骨盤がこれだけ上がっています。

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これが上肢に歪みを与え顔面骨も微妙な歪みが起こっていますから、顔面筋も緊張が

あるのです。

大久保さんは体力がありランニングもしますが、昨年の11月12月は米国の東海岸は寒さが例年に比し厳しく零下を軽く超えていましたが、その中でランニングもしたそうです。身体は走ることで温まりますが、顔面はかなり冷気にさらされ顔面筋も極度に強張ったことでしょう。

大久保さんにはもう一つの趣味があります。5年前から隣町「グレン・ロック」のオーケストラに入り「トロンボーン」を吹いています。周りが皆上手いので一生懸命練習を続けているそうで、2時間ぐらい熱中することもあるそうですが、頬の筋肉、口唇周辺の筋肉群を酷使します。

もうひとつ気になることは、痛みのある左側上顎臼歯1本が入れ歯なのです。

面倒なので昨年は抜いたままにしていたことが多かったそうです。歯の噛み合わせは三叉神経痛に影響します。つまり、一本の歯が抜けていると微妙な圧が歯茎周辺に影響します。

 9日間の健康指導でした。

テグレトールは30日お昼にも服用したそうですが、その日限りで断ちました。

翌日の痛みは服用しなくても変わりない痛みが、左小鼻の下、唇の下、下顎の奥歯辺りに出ていました。

5月7日になると夜に出ていた痛みは消えました。

そして、痛みは左口唇口角下の一点に絞られました。この辺りは下顎を下降する三叉神経の支配領域です。

9日まだ喋る時に一点の痛みは残っているそうですが、我慢できる程度です。

口を動かさなければ痛みは全くありません。触れても痛みは少なくなって洗面、ひげそりも問題なくできます。

今日で手当ては終了です。もう少しのところまで来ていますが仕方がありません。

でも収穫はありました。原因が分かったからです。

三叉神経痛は身体の歪みが顔面に及び、顔面筋に緊張が増してきているときに、身体の疲労が限界を超えると発症するのです。

トロンボーンの練習による口唇周辺の筋肉の緊張。零下の中を走ることで顔面筋の緊張。11月の神戸マラソンの全身の疲労。そして今年1月に違和感が顔面にでますが、それらのことが三叉神経痛を発症させる原因とは自覚が無いので、同じ生活を繰り返します。

3月に入り限界を超え三叉神経が痛みを出したのです。

薬は痛み止めですから、三叉神経痛の根本原因を治すことは出来ません。

顔面の緊張は日増しに高まり、夜中でも寝返りを打つたびに三叉神経が圧迫され痛みが発現するのです。これが全てです。

これらの問題を自覚しての生活をこれから送ることです。

自己療法も学びましたから生活に生かして、身体を労わりながら過ごしてゆけば、痛みは消えるでしょう。

良い便りを期待したいと思います。

お別れに記念写真を撮りました。

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大久保さんの別れの言葉です。

「身体が軽くて直ぐにでも走り出したい衝動にかられるのです。また、眠くて眠くて、どうしてこんなに眠りたいのだろう!」

最後に「三叉神経痛を治す名医は存在するのですね!」

追伸  帰る間際も「眠くて眠くて」を連発していました。

何故、眠いのでしょう。皆さんお解りになりますか?

手当てを受ける前は、身体が疲労物質で充満していたから、生理作用も悪く、神経も鈍麻になっていたたために、不健康そのものだったのです。

手当てを受けることで、身体の機能が賦活して身体に溜まった疲れを取ろうとする行為が眠りなのです。

動物は眠ることで疲労を解消して、健康な体に戻すのです。

眠いということはまた、疲れがまだまだ完全に取れていないということです。

でも、身体が健康になるための作業を開始したのですから、喜ぶべきことです。

「眠くて」仕方ないという声をよく聞きますが、眠いときはその声を大切にして眠ることです。

眠気が取れると身体は元気になります。

根性で頑張ると身体は壊れてしまいます。

                          2014年5月9日夕方