薬も手術も不要で三叉神経痛の痛みを克服する方法・体験談

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長年苦しんだ三叉神経痛も根本原因をみつけ治すと即消える

お知らせ ユーチューブで体験談の動画を観ることができますので合わせてご覧ください。「https://youtu.be/7y1elqSFzJI 」

 

   長年苦しんだ三叉神経痛も根本原因をみつけ治すと即消える

 私は三叉神経痛の患者さんと対峙して10年の歳月が流れました。

その経験のなかでも、今回ご紹介する患者さんの体験談は奇想天外としか言いようがありません。

 田辺美和子さんは今年51歳、26歳の長男を含めて3人の子供さんの母親です。

仕事は家で書道塾を、合間にはスーパーマーケットにパートで勤めています。

身長163cm、体重60kgのしっかりした体格です。

三叉神経痛とのかかわりは43歳の時ですから、約9年間三叉神経痛と付き合いがあります。

三叉神経痛の経過を説明します。

平成21年9月「右鼻の横と右ひたいに強いピリピリとした、転げまわるほどの痛みが出現して、食事・洗顔・歯磨き・会話・車の運転もままならない。風に顔が当たるだけで鋭い痛みが発現する」状態におかれます。

三叉神経痛発症時は、子供も小さい上に、姑の介護や、身体の弱い夫の妹の世話もする、非常にストレスのかかる、しんどい生活環境でした。

早速、総合病院脳神経外科を受診すると、三叉神経痛と診断され、造影剤を使用したMRI検査の結果「血管が三叉神経に触れているので、これが原因です」と医師に説明され、即「微小血管減圧術」の手術を受けました。

手術は成功して痛みは消失しましたが、右耳の難聴に見舞われ、検査を受けても原因が分からず、解決はできませんでしたが半年後に自然に治ります。

しかし、手術から1年半で痛みが再発します。

今度はテグレトール100mgを服用すると、1週間で痛みが消えたので薬服用は中止にしました。

でも2年で再発、薬服用の生活に戻りますが、今度は薬が効きません。

薬の増量を医師から勧められましたが、美和子さんは薬の感受性が強く、100mgのテグレトールを服用すると「ふら付き眠・眠気・体調不良など」に見舞われ、家事などが困難になるのです。

食事も痛みで摂ることが困難な状態に、子供達からは「お母さんご飯食べないと、死んじゃうよ!食べて、食べて!」励まされる中で、「痛みに負けるから、治らないのではないか。痛みと戦おう!」と思案の末考えたのです。

そして実行に移しました。

痛みで涙を流しながら食事をし、歯磨きも「キャーキャー」と悲鳴を上げて、ゴシゴシと磨きました。

動きたくなく寝ていたいのですが、逆に動いて「負けてなるものか!」と頑張ったそうです。

すると、次第に「神経」が鈍麻になったのか、痛いのですが何でも出来るようになったそうですが、常に歯を食いしばり気合を入れての日々だったとのことです。

全く驚きの対応で、そのように三叉神経痛の痛みに対応した方は初めてです。

 そんな過酷な生活を6年ほど送りますが、平成29年9月当センターのブログを発見して、指導を受けに来られました。

美和子さんの聞き取りの中で、気になる問題が二つありました。

☆一つは幼い時に「股関節脱臼」でコルセットを装着していたということです。

幼い時の股関節脱臼は、股関節周囲の筋肉組織が軟弱なために、歩くことに支障が出ているという整形外科学の考えで、コルセットを装着して、股関節の動きを制限していると、時間とともに組織がしっかりして、歩くことが可能になります。

これで治ったと医師は判断するようです。

しかし、股関節周囲の組織の成長が悪かったということは、骨盤内「仙腸関節」に問題があったからです。

その問題は解決されないまま成長するわけですから、再発する確率が高いのです。

☆二つ目は、中学校2年生から高校2年生まで「側弯症」のために、コルセットを装着して背骨の矯正をしていたということです。

そのような病態の経歴がある美和子さんの、骨盤、背骨などをみてみます。

先ず骨盤です。

左の足(NO1)が短く、腸骨と坐骨(NO2)も左上がりですから、左仙腸関節が亜脱臼をしていることが分かります。

骨盤の模型(NO3)を参考にすると、画版を置いた位置が分かるでしょう。

模型の上の赤線が腸骨りょう、下の赤線が坐骨です。      

   NO1           NO2       NO3                 

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次に骨盤を調整して仙腸関節の亜脱臼を正してみました。しかし、腸骨と坐骨(NO5)は正されていますが、左足(NO4)は僅か伸びましたが完全には揃いません。

NO4         NO5       NO6    

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 この理由は、左股関節の軟骨がすり減っているということと、大腿骨頭を支える筋肉群に偏った萎縮があるため、大腿骨が正しい位置におさまっていないからです。

NO6(レントゲン写真)の矢印部分が股関節ですが、骨盤と大腿骨の間に空間があります。この空間が軟骨なのです。

軟骨はレントゲンでは映りませんから空間に映っているのです。

この写真は田辺さんの写真ではありませんが、田辺さんは左股関節の軟骨がすり減っているので、レントゲンを撮ればこの空間が狭くなっているはずです。

股関節の説明は不十分ですが、ここではこれぐらいの説明にしておきます。

次に、側弯症について田辺さんの姿勢を見てみましょう。

側弯症とは「背骨」が片側に弓のように曲がる現象をいいます。

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後ろから撮影してみましたが、イラスト(上手く描けない)のように曲がっていました。したがって正面写真、後ろからの写真を見ると、右肩が下がり、顔は左側に傾斜しています。

側弯症も完治はしていないということです。

股関節脱臼、側弯症は骨盤内「仙腸関節」が亜脱臼を起こすことで生まれる現象ですから、田辺さんは、幼い時から仙腸関節に亜脱臼があったという証拠です。

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仙腸関節について少し説明しましょう。

矢印の先が仙腸関節です。左右腸骨と仙骨の接地面です。

医学的には重要視されていませんが、この部分にヅレが起きることを「仙腸関節の亜脱臼」といいます。

人は歩くときに仙腸関節の微妙なコントロールによって「スムーズ」に歩くことができるのです。したがって、この関節に亜脱臼が起きると、歩くことが非常に不安定になり次第に腰痛等の症状が出ます。

また、仙腸関節が脱臼することで骨盤が傾き始めて「姿勢」が悪化し、身体に様々な不快な症状が発生してくるのです。

いわゆる不健康になってゆくということです。

この原理を知らないために一つの症状に対して「薬」で対応しているのが、現代医学であり、多くの国民なのです。

話を戻します。

狂った骨盤の上に載っている背骨は、バランスを保とうとして、弯曲になる現象が「側弯症」で成長期が高まる時に出てくるのです。

コルセットを装着しましたが、ほとんど効果はなかったということです。

そして骨盤の歪みが、加齢と忙しい生活の中で、じわじわと骨盤周辺の組織を緊張させて、股関節痛や腰痛の症状が20代後半から出てきたそうです。

 田辺さんは9月29日に初診の手当と自己療法を学びました。

2回目は10月6日ですが、10月2日にメールを送ってくださいました。

その内容を記します。

「この間は有難うございました!長男の結婚の挨拶、次男のバスケの試合と忙しく連絡が遅くなりました!あの日、先生のとこまで行くのに、それまでは食欲もなく、また、緊張で身体がだるいし重かったのですが、帰りは何かふっ切れたように身体が軽くスタスタと歩ける自分にビックリしました!今まだ、こめかみのとこに軽いピリピリはありますが我慢できない痛みでもありません!ずっと絶え間なくピリピリしていたのですが時々、痛みがなくなる時もでてきました!食べることもできる事ができ、足腰に力が入る感じです!また、6日よろしくお願いします」

そして10月6日、次に10日で3回目の手当てを受けた後、驚くなかれ!鼻横の痛みが消失、その2日後にはこめかみ、おでこの痛みも消失しました。

11月に入っても12月に入っても、三叉神経痛は起こりません。

僅か3回の手当てで痛みが消えてしまいました。

田辺さんが短期間で三叉神経痛を克服できた理由は、骨盤の歪みが正され、動くことの制限が解除されたからです。

その証拠に、メールで「・・身体が軽くスタスタ歩ける自分にビックリしました・・」と心境を語っています。

両足は完全には揃ってはいないのですが「左右仙腸関節」の亜脱臼が正されたことで、歩く動作がスムーズになったのです。

つまり、動くことに制限があるという不自由な生活環境の大きな負担が、三叉神経節という器官に大きな負の刺激を与えて、常に三叉神経が興奮をしていたということです。その負担だけが、田辺さんの三叉神経痛の原因で、他の原因は無かったので、3回の手当で三叉神経痛は消えてしまったのです。

私が常々申し上げていますが、三叉神経痛は骨盤の歪みが根本原因ですから、腰が痛いとか、痛くないということは関係がなく、骨盤から正すことが大切です。

何故ならば、腰が痛くない三叉神経痛の患者さんも、手当てを受けている過程の中で必ず「腰が痛くなった」と訴えます。つまり、腰が痛くないというのは「神経」が鈍麻になっているからで、手当てを受けることで身体の機能が回復して、神経が正常になると、骨盤の悪さを感じるようになるからです。 

田辺さんに指導した中に「左足が短いから、靴を履くときは左右差を解消するために、左靴に下敷きを入れるように、家では靴下を重ね履くよう」に指導しました。

三叉神経痛の皆さん、我慢したり、薬などに頼った生活をしていると、身体はどんどん「坂道を転がり落ちる」ように不健康になり、三叉神経痛を克服するのに時間がかかる状態に追い込まれていくことを知ってください。

最後に、田辺美和子さんは最初に「微小血管減圧術」の手術をしました。その傷跡は現在も「疼く」痛みが残っていると言われました。既に9年の歳月が流れているのにです。

「このような自然な療法が分かっていれば、手術などしなくてもよかったのに残念です」と述懐されていました。 

 参考に「手術痕」の写真をお見せします。この方は36歳の女性ですが、3年間に3回の手術を受けましたが、三叉神経痛は再発してしまい、現在当センターで指導を受けています。

「どうして手術を3回もしてしまったのですか」という私の問に、「手術は根本療法だ!」と、医師の説明で理解したからですと答えが返ってきました。

手術で三叉神経痛が治るのであれば、それでよいでしょう。

しかし、三叉神経痛の原因は沢山存在するのです。

手術後再発した方は、別の原因が悪化したために痛みがぶり返したのです。

どちらの手当てが正解か、考えられればお分かりになるでしょう。

           平成30年1月4日 髙橋健康指導センター  髙橋 純一

 

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