このブログは三叉神経痛が主体ですが、新型コロナウイルスで世の中が大変な状態になり、不安の日々を過ごしている方がほとんどでしょう。
そのような状況にかんがみ、新型コロナウイルスを防ぐ方法はあるということを、皆さんにお伝えしたいと思い、このブログに掲載しました。

新型コロナウイルス 対処法 高橋健康指導センター
新型コロナウイルスが日本をそして世界を恐怖のどん底におとしいれています。この問題について、私くしたちはどのように対応していったらよいのでしょうか。テレビの解説とか、専門家の討論、政治家の意見が毎日紙面上に登場しています。
このウイルスを乗り越える方法というと「集団で集まらない・手洗いの励行・身体を休める・飛沫感染するのでマスクの励行、できる限り室内は換気をして空気を入れ替える」という内容がほとんどです。
これらの方法も、感染力が強いウイルスだけに集団感染を阻止するうえでは大切なことでしょう。
このウイルスは、2002年から2003年にかけて流行した「重症急性呼吸器症候群・SARS」に似ていますが、SARSより感染力が強く、また、免疫の弱い人は致命的です。
これは推測の域を出ませんが、地球環境の悪化が、ウイルスを強くしていると考えることができます。
つまり、ウイルスが悪い環境下でも生きのびられるように、遺伝子が変位してきていると考えることができます。
このようなウイルスに打ち勝つためには、人間も自己の備えている「免疫」の力が最大限発揮できるよう努力しなければ、これからの時代を生き抜くことができないということを、新型コロナウイルスは物語っているのです。
「免疫」が強ければ、感染を防止することができるという証拠は「コーラル・プリンセス号」に乗船していて、感染しなかった人が大勢いるという事実が物語っています。
また、過去のチフスやコレラが流行した時代でも、生き延びた人々が大勢いるということも、同じことなのです。
さてここで、皆さんに認識していただきたいことが一つあります。
それは、自己の「免疫」を健全にしなさいという公な指導がないということです。
「集団で集まるなとか・・・・・!」そのような指導です。
大切なことは個々がウイルスに感染しなければ問題は大きくはならないのです。
どうして自己免疫を高める必要性を説かないのでしょう。
それは、現代医学が感染症という外敵「毒」に対して、「薬」という「毒」を発見してしまったことから始まっているのでしょう。
「毒をもって毒を制する」という思想です。
この思想により、死の淵から生還できた方も大勢おられますから、全て悪いということではありません。
しかし、「薬」は最低限にとどめて、自己の生活環境を変えることで、病を乗り越える密度の濃い指導が、良識ある医療の本質であると思うからです。
何故ならば、現代医学の祖と言われている、紀元前の「医聖・ヒポクラテス」は「食事で治らない病は治らない」また「人間は誰でも身体の中に100人の名医を持っている」と言っているのです。
つまり「免疫」を高めるのに食事が1番大切であると説いているのです。
しかし、現代医学はこの崇高な理念を葬り去ってしまい、病は薬で治すものであるという指導に終始しているのです。
今回の新型コロナウイルスも、薬、ワクチン開発の報道はなされています。
ワクチン開発も緊急な課題ですが、今の今必要な対策は、個々の免疫を高める指導と思うのですが、その指導は国家からはありません。現代医学に自己免疫を高める指導法は存在していないのでしょうか。
先進国の医療の進歩は、人間の寿命を延ばしているかに見えますが、薬という毒薬は「諸刃の剣」であるという真実が、今現実に世界中で起こっているのです。
それは合併症を患い「薬」に依存している人の多くが、命を落としているからです。
コロナウイルスは、このような現代社会に「警告」を発していると、謙虚に受け止めるべきなのです。
さて、私は自己の体験から、生活環境を改善すると「免疫」が高くなることが解っています。
その証拠に、身体の中心「骨盤」を正し「食養」を実践したことで、以来30数年体調を崩して医師の世話になったことは皆無なのです。
私の体調などは「自然療法にたどり着くまでの道程」)ブログ掲載をご覧ください。
ブログアドレス「http://kenkoshido.hatenablog.com/entry/menbou」
人間の身体は、外敵から自己を守るために、もの凄い、自己防衛能力を備えています。
この力が健全であれば「新型コロナウイルス」など問題外なのです。
このウイルスに負けてしまうのは、自己免疫力が弱いということ以外何物でもないのです。
では、自己免疫力を強くする方法を説明しましょう。
「自己免疫」
免疫とは自分の身体が自己を外敵から守るために、生を得たときから備わっている力です。
身体の周りには、眼に見えない小さな「寄生虫・怖い菌・ウイルス」が沢山存在しています。
これらは動物の細胞を餌として生存するために、或いは子孫存続のために、隙あらば、人体に介入する機会を常に狙っています。それも四六時中です。
でも、自己の「免疫」も、四六時「外敵から自己を守るために」監視をし、撃退する能力を備えているのです。
簡単にその防御網を彼らが侵すことは出来ないシステムが存在しているのです。
☆生体のバリアーその1.
皮膚と粘膜は外界と接していますが、皮膚の角質層を微生物は通過できません。そして皮膚は多くの微生物に対して毒性の物質を放出しています。
粘膜は、眼・呼吸器系・消化器系・排泄系に存在して、表面には粘液・唾液・涙・尿などの体液がありますが、これらは常に新しくつくられ排泄され、微生物などを洗い流しています。
また、体液には、抗菌性のある化学物質・ウイルスを無害化する化学物質が含まれています。
胃では強い胃酸が細菌を破壊します。
気管粘膜では、咳などで微生物を吐き出します。
皮膚・粘膜表面には「常在菌」がいて他の菌は生育しずらいのです。
☆生体のバリアーその2.
鼻・のどの粘膜に付着した病原菌・異物(抗原)、或いは体内に侵入した病原菌・異物は「白血球」という免疫細胞が待ち構えています。
白血球は、下のイラストのあるよう「細胞の中に小さな虫が沢山入っている顆粒球(かりゅうきゅう)・単球(マクロファージ)」と、「丸い球体のリンパ球」に大別されます。


それぞれの種類の白血球は、それぞれの担当が決まっていて整然と病原菌などに立ち向かいますが、白血球の全ては「ネットワーク」によって緊密につながっていて、協力し合い、助け合い自己を守るために戦います。
一番手は「マクロファージ(単球)」で、体内をパトロールしていて病原菌を見つけると食べて無害化します。そして、マクロファージ(単球)はその病原菌の断片を、リンパ球に提示することでリンパ球が働き始めます。
(写真は血液中を遊走(泳ぐこと)する、マクロファージ(単球))

「抗原抗体反応(こうげんこうたいはんのう)」という言葉を聞いたことはありませんか。
抗原とは病原菌のこと、抗体とは病原菌を始末する役割を持つ物質のことです。
リンパ球のB細胞という白血球が、リンパ球のT細胞から指令を受けて、病原菌を殺す抗体を作って始末することを「抗原抗体反応」と言いますが、B細胞は1億個の抗原を認識できる凄腕の細胞なのです。
B細胞の記憶ファイルにない病原菌に対しては、やっつける抗体を作り出すのに数日かかるといわれていますが、一度作るとB細胞は記憶して、以後同じ病原菌の抗体は瞬時に作られますから、その病原菌に再度侵されることはなくなります。
T細胞もまた異なったタイプに分かれていて、病原菌に立ち向かいます。
相手が強ければ次々と、助っ人に動員をかけて対抗します。
病原菌やがん細胞などを破壊するリンパ球には「殺し屋・キラーT細胞・もっと怖い殺し屋をNK細胞(ナチュラルキラー細胞)」も存在しています。
ヘルパーT細胞はサイトカインという物質を放出して、B細胞やマクロファージを元気にさせます。
インターフェロン・インターロイキンという名前聞いたことありませんか。この物質も免疫系の異常事態を感じると、他のリンパ球や組織細胞を元気にさせます。
「樹状細胞」もマクロファージと同じように「抗原」提示をする細胞で,近年その働きが明らかになり、マクロファージ以上の働きがあると言われています。
以上の免疫細胞のほかにも、免疫細胞を補助する「補体」と言われる物質も存在しています。そして免疫学ではまだ発見されていない物質も存在するのです。
皆さん凄いでしょう。
知らない名前の白血球が沢山出てきたかと思いますが、このように人間の免疫を司る白血球などは様々存在して、自分を守ってくれていることに自信をもってほしいと思います。
しかしながら、この鉄壁な免疫力が病原菌に敗れるということは、病原菌が強いのではなく、自分の「免疫力」が正常に働かないということなのです。
ここが大きな問題です。
☆免疫が正常に働かない理由
その1 薬の服用で種類が多ければ多いほど免疫力は低下します。

免疫の説明で「マクロファージ(単球)」は異物を貪食(どんしょく、とは食べること)すると説明しました。薬は異物ですから、彼らは薬を貪食します。
薬は「劇薬」ですから、彼らは死ぬか、弱ってしまい「免疫」が低下するために、新型コロナウイルスなどに対抗ができない構図が生まれます。
先ずは、病気に侵されない体つくりを学び実践することです。
もし、病気に罹患したら原因がどこにあるのか見つけて、生活環境を早急に改善することです。出来なければ強い病原菌には打ち勝てないでしょう。
「健康について学ぼうとしないものは、やがて病気のために時間を失うことになる」
その2 運動する習慣がない。

運動は血液・リンパ液を旺盛に流す効果があります。
身体を動かす機会が少ないと、筋肉は萎縮して毛細血管・毛細リンパ管などを圧迫するために流れが低下するのです。
動脈は酸素・栄養素を身体の隅々まで運ぶことで「臓器・神経・内分泌器官」そして、体内の「細胞」も正常に働きます。
静脈は二酸化炭素を回収して肺で排泄します。
毛細リンパ管は、体内のたんぱく質・脂質・体内に侵入した細菌・異物を運びます。リンパ管にはところどころに「リンパ節」があって、ここには「白血球」が待ち構えていて、異物を処理する役割を持っています。このように、血液・リンパ液が滞りなく流れることで免疫系も活性化するのです。
ウオーキング・ストレッチなどで筋肉を鍛え柔軟性を養うことが大切なことです。
また体を動かすと、爽やかな気分を味わうことができますが、この時体内には喜びのホルモン「エンドルフィン」が放出されます。エンドルフィンは「白血球」を活性化させますから、免疫力が高まります。
日々30分から1時間は運動したいものです。
その3「骨盤」が歪んでいる。
歪みのない身体 歪んだ身体

30年に及ぶ「骨盤の歪み」の研究から得た答えは、骨盤の歪みはあらゆる病の根源であるということです。
人間の多くは、体調が優れないとすぐ医者に行き、薬を処方され服用することで治ると安心します。
でも、根本から治るのではないのですが、その理由を多くの人は知らないのです。
また、身体の歪みに気付いて心配になり医師に相談しても、答えは「加齢です」で終わりか。「大丈夫です」か.「無言」かです。

それは現代医学に体の歪みの診断法は存在していないからです。
医師も学んだこと以外は分からないのです。
人が感じる体の不調、腰が痛い。膝が痛い。などなど、胃腸の調子が悪い。トイレが近い。などなど臓器の問題も、体の歪みを正すことで、症状は大きく改善します。
何故歪んだ身体が病的になるのでしょう。
「脳脊髄神経」は、首の骨・背骨から骨盤の尾てい骨の中に存在して、身体の組織・臓器を支配する神経を椎間孔という孔から左右に送り出しています。

ところが、骨盤が歪むことで(歪んだ身体のイラスト参考)背骨も連動して捻じれS字状に曲がります。
椎間孔から出る神経もその影響で圧迫され、神経伝達が支障をきたすことで組織・、臓器の働きが低下し病的問題が発生しやすくなるのです。
腰痛・膝痛は歪んだ骨盤で動くことによる負担の影響で、腰・膝周りの筋肉群が萎縮して弾力を失うことから、血液循環が低下して痛みの物質を細胞が放出することで痛みが発生するのです。
姿勢が良い日常生活は、年を重ねる人にとって近々の課題であり、健康長寿の基本です。
姿勢が悪くなったということは、血液循環の低下に直結します。血液循環障害は、免疫細胞の通路が大渋滞を引き起こしたということですから、この時身体に問題が発生しても、的確な対応ができなくなるということです。
私は38歳まで「風邪ひき名人」と言われましたが、骨盤の歪みを正しただけで、その回数は激減して、食養を実践したことで風邪をひくことはなくなりました。
同時に18年病んだ腰痛・首痛も克服しました。
免疫が正常に働ける「体質」に変わったということです。
その4 基本的生活習慣の誤り。

夜は寝て朝陽とともに起きる。
睡眠時間は成人7時間、子供は8時間が基本です。
この時間が、人間のホルモンを正常に保つからです。
例えば、この時間が短いと、食欲旺盛ホルモンが多くなり、肥満しやすくなります。また血圧が高くなります。
睡眠時間が長くなると、運動不足から肥満しやすく、血圧も高くなり、血糖値も上がり生活習慣病に侵されることになります。
そして午前零時の前後2時間は眠っているのが理想です。
その理由はその時間の中で、身体のリニューアルが行われるからです。
肉体の疲労回復、脳神経のリセット、内分泌器官の調整などがおこなわれ、翌日への備えが出来上がります。
食事の時間も同じです。毎日決まった時間に食することも身体の消化作用の良否に反映します。
人間の寿命は、命の回数券「テロメア(遺伝子)」の長さで決まります。
規則正しい生活は免疫機構の働きを高めてテロメアの消耗を遅らせ、長寿を約束してくれます。
その5 免疫を下げる嗜好品 タバコの害
たばこの害はニコチンだけではありません。煙草に含まれる発がん物質は70種類あります。分からない物質は数えられないそうです。
ヘビースモーカーの肺は「真っ黒」だそうです。
肺は二酸化炭素を排泄して、酸素を体内に送る役割をしています。このことをガス交換と言いますが、肺の機能低下は致命的で、何れ「酸素呼吸器」を使用する事態になります。そのようになれば、普通の日常生活は送れません。生きる屍です。
今回のコロナウイルスは呼吸器に大きなダメージを与えるウイルスですから、喫煙者は禁煙を心がけることが大切です。
その6 食生活の誤り
「医食同源(いしょくどうげん」という言葉を知っていますか。
食べ物は「薬」という意味です。
私の食卓(昼食)です。薬効を解説します。
★玄米にゴマ塩を振りかけてあります。玄米の効能はこの後出てきます。
★お皿の四角いものは「ごま豆腐」で、ゴマは、抗酸化力が強く活性酸素を除去しますから免疫が高まります。ビタミンEも同じ働きもして、ミネラルと一緒に肌も滑らかに若さを保ちます。ゴマはミネラルが多く、カルシウムは精神安定剤です。鉄は貧血・冷え性を防いでくれます。
カルシウム・マグネシウムは骨粗しょう症の予防に働きます。
ゴマは高品質のたんぱく質を含むメチオニンが多く、肝臓の働きを助けてくれます。
ゴマの45~55%を占める脂肪の中には、コレステロールの血管沈着を防ぐリノール酸が多く。動脈硬化を予防し血管を若く保ち全身の細胞・血液を浄化してくれますから、基礎体力が向上して免疫力がアップしますから、常食したい食材です。
★南瓜はビタミンAに変わるカロテンが豊富で、肌や粘膜を丈夫にして感染症に対する抵抗力をつけてくれます。
ビタミンCも多く、コラーゲンを生成してくれます。コラーゲンは皮膚・筋肉・骨・血管の細胞を結合する成分で、身体の健康に大きな役割を果たしています。結果、過酸化脂質を防ぎ免疫力を高めてくれます。
南瓜は小豆と一緒に煮た「小豆かぼちゃ」です。小豆の主成分は糖質とたんぱく質で栄養価も高い食材です。特筆すべきはビタミンB1・カリウム・食物繊維が豊富です。
ビタミンB1は糖質を代謝するので不足は、疲労蓄積につながります。また「脚気」に注意が必要ですから、夏などは夏バテ防止に効果がありますから、年間を通して常食したい食材です。
また、肝臓に負担をかける有害物質を解毒しますから二日酔いに効果あります。カリウムは利尿作用が高く、塩分を排泄して血圧を安定させてくれます。
植物繊維(不溶性)は多く腸内環境をを整えます。詳しくはこの後出てきます。
小豆の皮には「サポニン」が含まれていて、カリウム同様利尿作用があります。腸を刺激して便通改善、コレステロールや中性脂肪を低下させる働きがあります。
★切り干し大根は生よりも栄養価が高くなります。
100g当たり カリウム3200mg利尿作用・カルシウム540mg骨粗しょう症予防・精神安定・ビタミンB1 0.33疲労回復・夏バテ予防・ビタミンb2 0.20mg脂質・糖質の代謝・細胞の再生・成長促進・有害物質の分解など、食物繊維も20.7gと便秘の予防、腸内環境の健全。
少量ですが「高野豆腐(凍りどうふ)」もはいっています。
高野豆腐は豆腐の7倍のたんぱく質・脂質は8倍になります。サポニンも豊富。
豆腐同様、カルシウム・マグネシウム・鉄などミネラルがたっぷりですから、骨粗しょう症、貧血予防に良い食材です。消化も良いので胃腸の調子も整えてくれます。
★キンピラゴボウには、レンコンも少々入れて作りました。
ゴボウの主成分は炭水化物、それ以外は消化吸収されない繊維質です。でも、その繊維質が大きな働きをするのです。イヌリンは水溶性繊維質でヘミセルロースは不溶性です。効能はこの後に出てきます。
リグニンという物質も含んでいます。リグニンはがん予防・胆汁酸を吸着して、排泄するのでコレステロール値を下げます。
ゴボウの植物繊維は多彩な働きをして、腸内環境を整えますから、常食したい食材です。
レンコン主成分はは炭水化物とたんぱく質。ビタミンCは豊富ですから、肌の新陳代謝を活発にして、シミ・ソバカスを防ぎます。たんぱく質と一緒に働いてコラーゲンの生成を促しますから、粘膜を丈夫に保ち、風邪予防に効果的です。
レンコンの持つ「ぬめり」はムチンで、胃腸粘膜を保護します。また、抗ウイルス作用と粘膜を保護する作用で風邪予防に威力を発揮します。
因みに、ムチンは、モロヘイヤ・やまのいも・オクラ・ナメコ・サトイモ・ツルムラサキに多く含まれます。
★お椀は、キノコ汁です。キノコは抗ウイルス作用、抗がん作用がある食材です。この作用は、キノコに含まれる物質が白血球を活性化させることによります。
マイタケ・キクラゲ・ナメコ・干しシイタケ・エノキのキノコ汁です。食べる直前に、お味噌を入れて、味噌汁風にして食べます。
味噌は発酵によって様々な有効成分が含まれています。
説明したら長文になるので皆さん調べてください。
一つだけ、味噌は麹菌の作用で有用菌が生きていますから、味噌汁でいただくときは、少し冷ました状態で味噌を入れることです。私はお椀に持って冷ました状態で味噌を入れます。味噌の風味が香、味も美味ですからお試しください。
味噌は「薬」です。
★飲み物は「有機三年番茶」です。三年間熟成させてありますからお茶の様にカフェインがありません。茎も入っていますが刺激がなく、癖もなく、優しい飲み物です。番茶は低級な飲み物と思われる方もおられますが、是非一日一杯は召し上がってください。
身体が浄化される感じがします。子供さんに飲ませると喜んで飲まれると思います。
子供は味覚がよく、良いもの、悪いものを見分けます。
最後に、小さなコップに入っている物は「酵素」です。一日一杯だけ飲んでいます。
腸内細菌に働いて腸内環境を整えてくれます。
以上長くなりましたが、医食同源の食事です。
一つ一つの食材が、これだけの薬効を持っているのです。そのお陰で、身体は健全に機能しているということを知ってください。
尚、この料理の調味料は、しょう油・お酒・塩・昆布の出し汁のみです。白砂糖は使っていません。
レトルト食品・カップ麺、などでは全く免疫を高める「薬」になりません。

健康で生き抜くためには、男でも女でも調理ができることが免疫を高める上には大切なことです。
食は民族によって違います。
それはその民族の住む地域の気候風土により変わります。
日本民族は、ユネスコの世界無形遺産に登録された「和食」で、1970年(昭和45年)以前の食生活が理想です。
玄米がどうしてよいのでしょうか。次の白米との比較を見てください。
白米は糠を削りますから、炭水化物がほとんどです。エネルギーは確保できても
ミネラル分ではこれだけの差があります。
微量ミネラルは身体の構成成分であり、新陳代謝にも必須です。ミネラル不足は様々な形で生理作用に影響を与え、不足は「免疫力」低下につながります。
玄米が苦手であれば、分搗(分つき)米、或いは押し麦などを白米に混ぜるとよいでしょう。しかし、玄米に少しずつ近づける努力をしましょう。

それは、このあとに出てきますが「食物繊維」が豊富であるからです。
食養には「一物全体」という原理があります。
この原理は、丸ごと食べることの意義です。
玄米を丸ごと食すると、玄米の全ての栄養素を摂取できてロスがゼロです。
大根・レンコン・ごぼう・りんごなども皮をむかずに食すると全ての栄養素が摂取できます。このように丸ごと食せる食材は丸ごと食べましょう。

1970年以降の日本人の食生活は欧米化して、肉類の摂取量が増え2006年(平成18年)には、お魚より肉の消費が上回りました。
肉類の脂肪は飽和脂肪酸で血管壁を汚し、動脈硬化の原因を作ります。その結果は心筋・脳梗塞などのリスクを高めます。また、ガンの発生率も高まります。また、肉類は酸性食で体液を酸性化します。白血球は弱アルカリ性が一番活性化されますから、飽和脂肪酸の多い食生活は免疫力を低下させます。

魚には、DHA・IPA(不飽和脂肪酸)が含まれています。
DHAは悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やし、血管をしなやかに保ちます。また、脳や神経細胞の発育促進を図り情報伝達を促進します。
IPAは血栓を溶かし、血管を拡張して血流をよくすることで、動脈硬化・脳卒中・高血圧の予防に働きます。
植物油では・亜麻仁油・えごま油に多く含まれています。
日本民族は、歴史を見ても分かるように、魚を様々に調理して食してきました。
種類によっての味の違い・生・煮魚・焼き魚・干し魚・天ぷらなどバラエティーは豊富です。日本人の体質に合っているものは「免疫力」を高めるのです。
現在の日本人は「食物繊維」が不足しています。
原因はお米を食べなくなったからです。男性の基準は20gですが14.5gの摂取です。女性は基準が18gで摂取が14gです。植物繊維が何故重要なのでしょう。
それは腸内環境を健康に保つために必須の食材なのです。腸内には腸内細菌の善玉菌(免疫を高める)・日和見菌・悪玉菌(肉類を好み、免疫を下げる)が生息しています。
善玉菌は植物繊維の水溶性植物繊維を好み増えることで、悪玉菌を抑えます。

水溶性繊維が多い食材は「麦類・ゴボウ・海藻類」です。水溶性はお腹に入るとドロッとなって、糖分・脂肪分の吸収をゆっくりにするので、血糖値が上がりにくくなり、コレステロール値も下がります。植物繊維は消化されないので水分を吸って膨らむので食べ過ぎを抑えますから、食事の最初に食することです。

また、海藻類は世界中で日本民族しか「消化酵素」を持ち合わせていません。このミネラル豊富な昆布を消化吸収できるのですから食べないということは「もったいない」のです。善玉菌を増やし免疫力アップにつながるのですから。
不溶性植物繊維は「玄米・ゴボウ(両方ある)豆類・海藻(両方ある)・根菜類・野菜類・キノコ類」です。不溶性は便の量を増やし、腸内の通過時間を短縮してお腹が張るのを防ぎますからガスも減ります。

キノコ類に多い「β―グルカン」はNK細胞を活性化することが解かっていますから、毎日食したい食材です。マイタケ・キクラゲ・シイタケ・ナメコなどなど。
両植物繊維はまた、腸内をクリーニングしますから腸内環境が整い善玉菌優位な環境を構築します。そして食事に含まれる有害物質・発がん物質も吸着して排泄します。
善玉菌は腸内でビタミン、B1.B2.B6・B12・K・ニコチン酸・葉酸などを生成して、ビタミン不足を補います。また、善玉菌の菌体は、免疫機構を刺激して免疫力が高まります。
植物繊維を増やす一番の方法は、玄米に大麦などを2割ほど混ぜると、水溶性・不溶性両方が摂取でき、他の食材と合わせることで基準を上回ることができます。
以上「免疫が正常に働かない」理由を述べましたが、少しずつでも前向きに実践すると、あらゆる病に限りなく罹患しない健康体を築くことが可能です。
参考文献 「食物繊維の基礎知識」大妻女子大学青江誠一郎先生
「新栄養学・菜食と健康」女子栄養大学 香川靖雄先生
「食の医学館」小学館 「食養」大高秀春先生
令和2年3月末日 健康指導家 髙橋 純一