三叉神経痛に苦しみ現代医療に翻弄される人々
現代医学の三叉神経痛克服の治療は、「根本」を治すという治療ではなく、痛みを取り除くために三叉神経を鈍らせるという治療がほとんどです。
唯一、頭蓋骨を切開して「三叉神経に触れている血管」を取り除くことで痛みをとるという手術がありますが、一時的に「効果」がある方もいますが、再発が多いのが実態です。
それ以外の治療第1歩は、薬の服用です。
多くの方に効果があるのが、「カルバマゼピン」という「抗てんかん薬」で、製剤名「テグレトール」の効果が高く、多くの方が服用しています。
更に、痛みが強い方には「ガバペン(抗てんかん薬)」、「ノイロトロピン(解熱・鎮痛・消炎薬)」なども併用されます。
しかし、これらの薬も多くの「副作用」を持っており、また「肝機能」低下が危惧されることから、定期的に検査をするのが普通です。
「薬の効果がなくなる」「薬疹」という状態になると、顔面に開口している神経に「神経ブロック(神経破壊薬)・高周波熱凝固(神経を変性)」という治療があります。
また、「ガッセル神経節ブロック(三叉神経節まで針を伸ばし神経を何割か破壊する)」という治療もあります。
更に、放射線(ガンマーナイフ・サイバーナイフ)を照射して神経をブロック(破壊)する治療も行われています。
これらは全て「神経」を何割か殺すことで、三叉神経の痛みをとることを狙っての治療法ですから、根本療法ではありません。
怖いのは、これらの治療を選択すると、必ず後遺症として「しびれ感覚・知覚低下」に見舞われるということです。
私の指導した方の大勢が、この後遺症を抱えています。
三叉神経痛は克服が出来たが、この後遺症は消えないのです。
このブログのタイトルは「薬も手術も不要で三叉神経痛の痛みを克服する方法・体験談」です。
現代医学の治療に身を委ねると、前述の結果になる恐れが十分ありますから、私の指導する療法を受けることで、これらの問題を回避して欲しいので、ブログのタイトルをこのようにしています。
痛みに耐えかねて「藁にも縋る」状態に陥れば「何でもやってください」という気持ちになるのは理解できますが、身体に害のない手当法も存在していることを、多くの方に早く知ってほしいのです。
ですから、患者さんの協力を頂いて体験談を沢山紹介していますし、ユーチューブにも「顔も隠さず」に登場して真実を語って頂いています。
さて、長年にわたって、薬を使い、手術も受けた患者さんの体は、体の歪み、筋肉の緊張が強く、長期の継続的施術により、筋緊張と体の歪みを整えていくことが必要な方も大勢おられます。
その方法しか、両親から頂いた神聖な身体を、傷つけずに克服してゆく方法はないのです。人間としての真価が問われることだと私は考えます。
お一人の「現代医療に関わった」体験を紹介させていただきます。
県外から来られた、馬場みよ子さん74歳に三叉神経痛の痛みが出たのは、
平成18年11月57歳の時です。以降、薬を服用していましたが、痛みは良くなったり悪くなったりを繰り返していました。
平成21年になると激痛に見舞われるようになり、あちらこちらの医療機関を受診する中で、テレビ番組で○○脳神経外科を知り受診すると、「手術」が根治治療と勧められて手術を受けます。
手術は成功して3年6か月は痛みから解放され、安堵している中で、平成25年8月に再度、あの激痛に見舞われるようになり早速○○神経外科を受診すると「痛いと気にするからだ!」と馬鹿にされ、「鼻が悪いから、地元の耳鼻科へ行くように」と言われ、紹介状をもらって地元の総合病院耳鼻科を受診します。
しかし、各種検査をしても「悪い箇所はありません」との診断を受けます。
途方に暮れる中で、勇気を出して再度○○脳神経外科を受診、今度は「サイバーナイフ」を勧められますが「怖くて踏み切れず、考えさせてくださいと伝え」薬のみ頂き帰宅します。
以降、薬の服用でその場をしのいでいましたが、平成28年12月、○○の家庭医学番組に、同県内の総合病院の先生が「舌咽神経の話」で出演されたので、その当時通っていた県立病院から「紹介状」を頂き、その先生に相談をします。
先生は、「手術、サイバーナイフもしない方が体のためには良い」と言われ、薬の服用で乗り越えるようにと、別のリハビリテーション病院を紹介され、平成29年3月から、その病院に通院して7種類の薬を服用をしてきました。
テグレトールは700mg、を服用、更に6種類を服用していました、最初は痛みが和らぎましたが、次第に効果が薄れ、激痛に見舞われる回数が増える中で、当センターを知り、平成31年2月に当センターに来られました。
当センターにたどり着くまでに13年の歳月が経過しています。
初回時と途中の体の歪み、骨盤の歪みを見てください。
上の「骨盤模型」の上の赤線が骨盤の「腸骨」です。下の赤線が「坐骨」です。
本来水平でなければいけませんが、仙腸関節にヅレがあると、腸骨・坐骨が変異するために傾くこととなります。
初回時は右腸骨上方変異、坐骨は左上方変異といい、左右腸骨が、仙腸関節を軸として捻じれてしまうために、このような形になるのです。足は左足が短い。
初回時の2月の写真では、右肩が下がり右肩が前に捻じれています。但し、その年の9月では、右肩の歪みが小さくなっています、これは2月から毎月、1~2週間程度の施術を受けたことで、歪みが改善したからです。症状も大分変化しました。
しかし、同年9月からは回数が激減して、11月以降は令和2年1月に3日のみとなり、令和3年、7月27日に一年半ぶりに施術を受けますが、写真を見ると平成31 年2月の状態に戻ってしまっています。
その時の骨盤の歪みは腸骨、坐骨共に左上方変異で、左足が以前と同じ左が変異しています。
これでは痛みがぶり返して激痛になるのは当然でしょう。
今回は7月27日に来られましたが、5月の連休辺りから強い痛みが出るようになったそうです。そこで失敗をしてしまいました。
いつも受診しているペインクリニックで、神経ブロックを打ちましょうと誘われたのです。
今までは「あなたには注射は効かないから打ちません」と言っていた若い女医に、手の平を返すようにいわれたのです。
本人曰く「今までも打ったことはあるけれども、効果がないので打ちたくはなかった。しかし、医師は強引に、今回の薬は違うからと、誘われてしまったのです」。以降、しびれ感が途切れることなく出るようになったのです。
取り返しのできない、痛恨の極みです。
みよ子さんの三叉神経痛の根が深いのは、17歳ごろ重いものを持つ仕事で、腰を痛めてしまい治ることもなく過ごしてきたことが、三叉神経痛発症の大きな原因です。
そして「洋裁学校」をでたことで、20歳から60歳まで「ブティックの衣装直し」を40年続けたことで、肩の筋肉はできて使い過ぎから極度に緊張していることも、三叉神経痛の女性患者さんに共通している要因です。
更に発症からの歳月、骨盤を正し、腰痛を克服する手当は皆無であったのです。
そのため「坂道を転げ落ちるように悪化していったのです」。
令和元年9月の写真を見てください。背中に〇をしてありますが「猫背」が強いのです。
このような姿勢は「三叉神経」を興奮させる要因の一つとなります。当然、骨盤の歪みが猫背を引き起こしているのですが、骨盤を歪ませない努力は欠かせないのです。
私の施術で、三叉神経痛の痛みが消えても再燃する方はいますが、骨盤を見ると全員、骨盤が再度変異しています。
骨盤を整えると痛みが消えるのですが、ぶり返すことは体質的に仕方ないことなのです。県外から来られる方が多いのですが、近くに「骨盤内仙腸関節」を的確に正せる「施術者」がいれば良いのですが、「ベッド上での施術」では、骨盤を的確に正すことは不可能でしょう。
三叉神経痛で苦しんでいる皆さん、根本療法とは何であるのか、対症療法とは何であるのか、よくよく考えてください。
後遺症を一生涯背負わないためにです。
「三叉神経痛を克服する方法」をお読みください。
☆三叉神経痛で苦しんでいても、当センター来ることが出来ない遠方の方には、パソコンのカメラを使って指導することも可能です。
その場合有料となりますが、先ずはご相談ください。
自己療法の様々なやり方・自然な手当てとして治療できる療法の選び方・骨盤を正すことができるかの施術者の見分け方など、必ずお役に立てる情報をお伝えできます。
☆新しいブログ「薬も不要で身体の持つ自然免疫力を高めることで病を克服する方法・体験談」 https://kenkoshido.hateblo.jp/
☆「最強の食養講座」 https://shokuyo-koza.com/
上記も併せてお読みください。
令和3年9月24日 高橋健康指導センター 高橋純一