薬も手術も不要で三叉神経痛の痛みを克服する方法・体験談

美味しい空気・美味しいお水・美味しい食材の、自然豊かな長野で、三叉神経痛を乗り越える健康指導を受けてみませんか!                          歪みの正し方・健康を維持する食事・正しい運動法・病に対する心の有りよう、日常生活の基本など、高橋健康指導センターは健康を回復するノウハウを懇切丁寧に指導いたします。

  三叉神経痛?不確定な歯痛・頭痛に悩んだ1年を短期で克服

 和歌山市から来られた山中壱子さん(59歳)は、平成30年11月3日に右側の上下の奥歯がのたうち回るほどの痛みで苦しみます。

A歯科で診察を受け、右上の神経を抜くことで痛みは治まります。しかし一月ほどで再発するが歯根の治療で痛みは治まる。

平成31年1月に入ると、以前神経を抜いた、今度は左奥歯が痛み出す。

歯科医は抜歯せずに抗生物質・ロキソニン(解熱鎮痛消炎薬)で耐えるように強く指導されるが、結果、胃潰瘍になり、その影響か、狂うほどの頭痛・下痢に見舞われる。

そして後頭部に痛みが出始めました。

 歯科医を変えてB歯科を受診、上奥に親知らずが隠れているので、その影響があるのではと抜歯をすると、頭痛も暫く治まりました。

暫くB歯科に通院すると、以前レントゲンで指摘されていた「左下の歯の神経」を抜くと大分すっきりとしたが、また痛みが再発。

B医師は「これはおかしい」と県立医科大学の歯科を紹介されて受診するが異常はないと、脳神経外科に回されMRIを撮るが異常はなく、脳神経内科にも回され「三叉神経痛」ではないかと言われ「リリカ」を処方されるが、フラフラしてしまい服用ができず、そして「心療内科」に回されて、ルジオミール(抗うつ薬)を服用すると痛みが治まりました。

5月に入ると痛くなったり消えたりを繰り返すので、C歯科に転院するが、痛みがとれないことに、医師が不機嫌になったので、Ⅾ歯科に転院受診して、今までの経過を話し、歯根の治療を受けることで2か月間は痛みが治まる。9月に入ると歯も頭痛も出てきたので大阪歯科大学付属病院を受診、検査を受けるが定かな診断名はなく、三叉神経痛かもしれないということであった。

はっきりしない診断名に、三叉神経痛について考えたことがなかったので、ネットで調べ、事の重大さに眠れない日々続く中、高橋健康指導センターの体験談にたどり着く。

早速予約を入れ、その間に和歌山日本赤十字病院、漢方内科を受診して漢方薬を処方され服用すると楽にはなったが、抜歯した左右の歯が痛み出してきた。

 

11月19日より当センターで10回の健康指導を受ける。

この10回の健康指導を受けることで、服用していた次の7種類の薬はすべて服用を中止したが、症状は全て治まりました。

 

血圧の薬  ロサルタンK錠50mg ドキサゾシン錠0.5mg

神経の薬  ルジオミール10mg

歯痛の薬  ツムラ立効散 110番

頭痛の薬  クラシエ 五苓散料 3錠 

三和 葛根加ジュツ附湯 2.5g 

膀胱炎対策 腎仙散 (試売)

 

壱子さんの様々な症状は、どのような原因で発症したのでしょう。

壱子さんは54歳まで県立の特別支援学校で教師として勤務をしていました。

この間に車の追突を2回受けて「むち打ち症」になり、また、生徒に不意に飛びつかれて「腰痛」に見舞われることで、肩こりや首の痛みに苦しみ、突発性の頭位めまい症で倒れたこともあります。

平成26年頃からは更年期障害による高血圧症、倦怠感、膀胱炎など体調が優れない状況におちいり、特別支援学校を退職して療養を心がけますが、平成30年11月からくだんの症状で1年間苦しみました。

壱子さんの様々な症状は、私の主張する「骨盤の歪み」に端を発しているのです。つまり、歯の痛みや頭痛は三叉神経痛ではなく、体の歪みが引き起こした・肩こり、首の張り・咀嚼筋の過緊張など・体全体の過緊張がもたらす不快な刺激が「頭部」を圧迫して「頭痛」を引き起こし、また「歯茎」を強烈に刺激して、歯の神経(歯髄)を圧迫することの痛みと、歯茎の炎症を誘発して痛みを引き起こしていたと考えることができます。

その証拠に、歯科で歯の炎症や神経を抜く手当を受けると、暫くは痛みが改善することから、そのように考えることができますが、根本原因を改善することがないがために、痛みが治まるのは一時的でしかなかったのです。

ここで壱子さんの体の歪みを見てみましょう。

壱子さんは骨格のイラストのように背骨が曲がり、顔も傾いています。

骨盤模型の赤線の上が「腸骨」ですが、左が右に比し、これだけ歪んでいます。

「坐骨」で見ると逆に、右上がりになっていますから、左右骨盤が捻じれた状態になっており、骨盤の動きは非常に低下した状態ですから「骨盤内臓神経」の働きが低下しているので「膀胱炎」に侵されるのです。

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 この一年間、歯が悪いと考え歯科を4件回り、解決ができないことから和歌山医科大学付属病院では、脳外科・脳神経内科・心療内科に回されるが、診断名はつかず「もしかしたら三叉神経痛かな!」ということでした。

大阪歯科大学付属病院も受診しますが「三叉神経痛かな!」という同じ診断でした。

唯一「和歌山日本赤十字病院」の漢方内科の医師は、経過を聞いた後で「三叉神経痛」ではなく、歯の治療などによる神経の問題ではないかと話したそうです。

「三叉神経痛と三叉神経痛もどき」の違いは、三叉神経痛を発症する体質であるか、そうでないかの違いでしょう。つまり、三叉神経痛を発症し易い遺伝子の問題と推測します。

壱子さんは、三叉神経痛の痛みを改善する「テグレトール・リリカ」を服用しても全く効果がなかったと言っていますから、三叉神経痛ではなかったのです。

その証拠に、あれだけの苦痛や症状が、10回の私の手当・指導で消えてしまったっからです。

と言っても、三叉神経痛も数回の手当てで克服した方は大勢おられますから、これらの症状を克服するには、歯科でなく脳神経科でなく、体の歪みを正す、私の指導法が一番的を得ているということです。

西洋医学は素晴らしい医学ですが、三叉神経痛や三叉神経痛に似通った症状は、苦手な分野であるということです。

つまり、身体が発する「神経痛」という病は、骨盤に端を発した体の歪みがその根本原因であり、痛み止めの服用をして効果があったとしても、根本治療ではないがために、「身体は悪い方向に転げ落ちているため」痛みが再燃してくるということなのです。

痛みから逃れたいがために薬を服用しても、効果が上がらないことから薬の数が増え、その副作用から更なる不快な症状に見舞われ苦しむのが実態です。

そのような手当てに没頭していると、再起不能な精神病患者として不毛な生涯を送ることになるのです。

 現代医学に「骨盤の歪み」「体の歪み」を診る診断法が存在していない事実を、視野を広めて認識して欲しいと願わずにはおられないのです。

 

 話を変えますが、中山壱子さんは今回、夫の豊さんと一緒にお見えになりました。

豊さんは平成27年5月に心臓のパイパス手術を受けました。

冠動脈3本が修復不可能とのことで、両足の静脈を移植する手術を受けたそうです。

手術は成功したのですが、それ以降「足のこむら返り・足の冷え」にずっと悩まされてこられたことから、今回一緒に手当てを受けられました。

豊さんの歪みを見てみました。

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Aは身体が左に傾斜しています。

Bの上は左腸骨が上がっています。下は坐骨ですが左上がりです。

Cは両足の長さですが、左が短くなっています。

よって身体が左に傾いているのです。このような骨盤の歪みは、骨盤内仙腸関節の歪みですから、この歪みを正すことが先決です。

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Aは整っている骨盤ですから姿勢がきれいです。

Bは仙腸関節が亜脱臼を起こすことで、その影響が背骨など上半身に歪みが生じるのです。

歪んだ骨盤での動きは、骨盤周辺の筋肉群を緊張させ、更に両足の筋肉群に無理な負担がかかることで、下肢の筋肉が硬くなり毛細血管を圧迫することから、下肢の血流が悪化して、こむら返りや下肢の冷えが誘発されるのです。

豊さんは若い時より「ギックリ腰」によく見舞われたとのことで、今も腰痛があるとのことです。

6回の私の指導で、こむら返りも冷え性も腰痛も改善しました。

体の歪みは、腰痛や変形性膝関節症・肩の痛み(50肩もどき)・猫背などを引き起こす根本原因です。

近年はMRIなどの検査機器が発達して、症状の原因を突き止めてくれます。

この時医師は、これほど悪い状態なのだから、薬を服用しなければ治りません。或いは手術しか方法はありません。

自然には治りませんと言われることが多いのです。

しかし、医師は自分が学んだ範囲の中で、そのように結論づけるのです。

しかし、現代医学以外の方法も存在しているのです。

私の整体を中心とした三叉神経痛などを治癒に導く指導法を医師は「あざ笑うでしょう」。しかし、現実は治癒している人が大勢いるという事実は確かなことなのです。

この現実を直視できなければ、病院や整骨院にせっせと通院しても解決は程遠いのです。

 体調が悪くなった時に大切なことは、症状を抑えることに汲々としないで、身体を健康に導く「根本療法」を併せて行うことが肝要なのです。

「人間に共通な病は無知である。知恵こそ凡ての病を救う唯一のものである。 

釈迦」

           令和2年1月4日  高橋健康指導センター  高橋 純一

 

三叉神経痛克服「石の上にも3年?」

           

  

f:id:kenkoshido:20191126172157p:plain大森博嗣さんは今年で59歳を迎えました。

三叉神経痛に見舞われたのは47歳の働き盛りの時です。

大手のアパート施工会社の一線で営業マンとして、また、管理職を務めていた時です。

建築業界の競争は激しく、息つく暇がないノルマを課せられ奮闘していたそうです。大森さんが一番つらかったのは、部下を「叱咤」する立場にあり、成績の上がらない部下に対しては「罵声」を浴びさせなければ、大森さんにペナルティ付き、「低迷課長」として、上司から呼び出され過酷な「低迷課長研修」を受ける羽目になることから、我慢してやらなければならない精神的負担が大きかったとのことです。

そのような自分の性格に合わない環境下におかれてから、三叉神経痛に悩まされるようになりました。

三叉神経痛が発症したのも、「低迷課長研修」に呼び出され研修場所に新幹線で向かう途中、右下顎骨の奥歯周辺に得体のしれない痛みが走り始め、弁当も痛みのために食べることができませんでした。

帰宅後、早速歯科医院を受診「親知らず」が悪いのではと抜歯をしますが痛みは残ります。

医師の勧めで「信州医療センター」を受診して各種検査を受けますが異常はなく、三叉神経痛と診断され、テグレトールとリリカを処方され服用すると楽になります。その後10年間、大森さんは、季節の変わり目の4月、11月頃には痛みが強くなるのですが、それ以外は痛みが消えている期間が長く、薬の服用は痛みが出ている時のみ服用してきたそうです。

平成29年3月痛みは小康状態が数か月続いていましたが、4月5月は痛みが再燃します。その後9月までは再度楽になります。

しかし、9月中旬から痛みが強くなり、定番のテグレトール200ミリとリリカ75ミリを夕食後服用します。本来であれば一日1回で我慢できる状態になるのですが、今回は効果がありません。

一日2回にしましたが痛みは変わりません。

実は大森さんは、57歳の9月末日で会社を退職したのです。

三叉神経痛発症から10年目「この辺で楽になろうと考えての退職だったのですが」

痛みが治まらないのです。

どうしたものか悩んでいる中で、奥さんがインターネットで当センターのブログを見つけて「だまされたと思って行ってみよう!」と、平成29年10月12日に予約をとり来られました。

私の説明に納得された大森さんは、車で片道1時間半かけて週に1回から2回のペースで29年30年は通われ、31年からは、強い痛みが消えたことで月1回の手当てにして、令和元年9月には「三叉神経の痛みは完全に消失し今日に至っています」

初診から2年弱で頑張り通した結果です。

「石の上にも3年ではなく、2年弱でした」

では、私が主張している「骨盤の歪みから派生する体の歪みが三叉神経痛の根本原因である」を見てください。

左が令和元年11月19日・右が平成29年10月12日

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 正面、背面とも29年では、身体が傾いています。顔も傾斜しています。

この身体の傾き、顔の傾斜は、人体の土台「骨盤」が狂ってしまっているために、背骨が歪んで、このように姿勢になるのです。

骨盤を観てみましょう。

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 右側にある「骨盤模型」の上の赤線が「腸骨」という骨ですが、狂っているので画版が「水平」ではありません。

下の赤線が「坐骨」ですが狂っています。

これらは骨盤の仙骨と腸骨の境にある「仙腸関節」が左右で「亜脱臼」を起こすことで、このようになるのです。

真ん中の腸骨・坐骨の写真は、骨盤を施術で正した写真です。

足の写真左は施術前の写真で、右は施術後の写真で両足が揃っています。

大森さんは、2年弱の長期の施術を受けることで、歪んだ身体が修正されて、三叉神経の興奮が治まり、痛みが消失したのです。

三叉神経痛を克服するには、正しく骨盤を正すレベルの高い「整体」と、三叉神経を興奮させる身体の問題点を把握して、改善する方法の指導があって、初めて克服が可能になるのです。

また、大森さんの三叉神経痛克服のもう一つの要素は、精神的ストレスから解放されたという状況も大きな要因です。

 

三叉神経痛で悩んでいる皆さん、三叉神経痛を根本から克服するには、痛み止めの薬に頼るのではなく、身体の問題点を見つけて対応することが大切なことなのです。

その対応は身体に優しく、三叉神経痛のみでなく、身体を健康体にする素晴らしいことなのです。

「百聞は一見に如かず」です。

 

ユーチューブでも体験談の紹介をしています。

「三叉神経痛」で検索すると、当センターの動画を観ることができます。

           令和元年11月19日 高橋健康指導センター 高橋 純一

 

 

薬も手術も不要で三叉神経痛を克服した体験談

 後藤和子さんは今年64歳になられました。

三叉神経痛の症状が出たのは40歳頃からですから、20数年間三叉神経痛に翻弄されてきました。

さて結論から入ると、当センターに来られたのは平成31年3月7日です。

来る切掛けになったのは、2年前ぐらいに友達から「手術をしたら三叉神経痛が治った人がいる」という話を聞き、その方に合って話しを伺いましたが、直ぐには手術に踏み切ることは出来ませんでした。

それは、痛みが出ても消えている期間があることと、手術をすることに不安感もあったからです。しかし、痛みが段々と強くなり、痛みの期間も長くなってくる中で、何時までもこのような生活をしていることに疲れ果ててきて、手術をしようと考えるようになったそうです。

 かかりつけ医に相談すると「私は内科で三叉神経痛についてはよくわからないので、紹介状は書くから、インターネットで病院を探して下さい」と言われ、「どこの病院にしようか」インターネットで病院を検索していると「薬も手術も不要で三叉神経痛の痛みを克服する方法・体験談」の当センターのブログにたどり着き、このような方法があるのなら、一度話を聞きに行こうと考え即予約をとられたのです。

 3月7日から最初は週に2回、一日2回の健康指導を受けられました。

6回ほど手当てを受けると、痛みが弱くなり一日400mgのテグレトールを止めてみましたが、痛みは我慢できるまでに治まっていました。

その後、痛みがほとんど治まってきている中で、3回痛みが再燃しましたが原因がありました。

一つはお孫さんの「キッズダンス」の発表会の鑑賞に行くと、強い光と大音響を受けたことで、翌日から痛みが再燃してしまいましたが、薬の服用をためらっていると痛みは数日で治まりました。

二つ目は、太極拳を長くやっていたのですが、私の指導で休んでいました。でも体調が良くなってきたので見学のつもりで行ったのですが、ついやってしまったのです。時間は2時間ほどでしたが、翌日からやはり痛みが再発してしまいました。でも、手当てを受けたことで痛みは数日で治まります。

18回ほど手当てをうけた5月にはいると、三叉神経の痛みはほとんど消えて、時々「ぴりぴり」という違和感位になったので、片道2時間半ほどかかる当センターでの手当ては少なくしようと考えました。

そのように考えたのは、毎日行く日帰り温泉で知り合った方が「隣町に良い整体をしてくれる先生がいる」という話を聞いたので、そちらで整体を受ければよいと考えたからです。

6月に入り、その整体を受けてみたのです。

ところが思わぬ事態に陥りました。

整体であれば「どこも同じ」と考えていたからですが、当センターの「ソフト」な施術に比して「力で強引に筋肉を伸ばされ」思わず「痛い―」と叫んでしまったそうですが「大丈夫だいじょうぶ」と言われて、施術を受けましたが恐怖心のみが残ったそうです。

そして翌日強い三叉神経痛が発現して、急遽当センターの予約を取り翌日来られました。そして3日ほどで痛みは再度治まり、その後痛みは消えて、現在は時々「遠くの方で違和感らしきものを感じる」状態で落ち着いているそうです。

三叉神経痛は体の歪み等などの刺激が「三叉神経節」を興奮させているのです。痛みが発現するレベルを下回れば痛みは消えており、そのレベルが下がれば下がるほど、三叉神経節を興奮させる刺激が加わっても、痛みの発現するレベルを超える刺激でなければ痛みは出ないのです。

私の三叉神経痛発症の根拠身体のゆがみの実態を見てみましょう。

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 A図②は3月7日後方から撮った上半身で①は7月6日痛みが消失したあと撮った写真です。②では右肩が下がり右肩が前方に捻じれていることがわかります。

①では右肩の下がりは僅かになり捻じれもほとんど解消しています。

その結果、三叉神経節を興奮させる問題が少なくなり痛みが消えたのです。

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 和子さんの骨盤Bを見ると、③の骨盤模型の上の赤線が腸骨、下の赤線が坐骨です。①の写真が「腸骨」②が「坐骨」ですが、3月7日の時点では左骨盤が上方変位して、これだけ歪んでいたのです。

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 よって背骨が捻じれ、上半身に大きなゆがみが生じていたのです。

20数年三叉神経痛に翻弄されてきたのですが、骨盤の歪みが的確に正されたこと、そして和子さんに三叉神経を興奮させる他の問題が少なかったことで、18回ほどの施術で痛みは消えてしまったのです。

最後に危険な整体を受けたことは誤算でしたが、何でも整体であれば良いと考えるのは間違いであることが体験出来て「整体」選びにも注意が必要なのです。

更に、整体で身体を整えることは大切ですが、長年の筋緊張も問題なのです。

手技療法のみでは解決するには限界があることが、三叉神経痛の大きな問題です。

また、強い刺激の低周波治療も逆に痛みが増しますから注意が必要です。

三叉神経痛の多くの患者さんと接して分かったことは、三叉神経痛は「非常にデリケート」な疾患です。肉体的筋緊張、精神的問題、生活習慣病なども混在して発症しています。

さて、和子さんの三叉神経痛発症の根本原因は、30数年に及ぶ「料理屋」の女将を務めていたことで、常に精神的にも強いストレスを受けていたそうです。

若い時には「肩こり」も感じたということですが、途中からは肩こりも感じない体質(自律神経の失調)になり、仕事と家事に追われた生活の中で疲労が蓄積して、骨盤が徐々に変異していったからです。

40歳から三叉神経痛は出たり消えたりを繰り返して、55歳を超えるころから、痛みの出ている期間が少しずつ長くなり、テグレトールも400mg服用しないと痛みで生活に支障がでてきたのです。加齢が加わり骨盤の変異が大きくなったからです。

でも当センターにたどり着き、20数年の悩みは終止符を打ちました。

 それは、当センターの情報に接して、手術をする病院探しを一時中断して「躊躇」することなく、即行動に移した決断力が一番大きな要因でしょう。  

令和元年7月24日 髙橋健康指導センター 髙橋純一

 

 三叉神経痛「医師の治療」を早期に離れ克服した賢明な女性

 中村ひとみさんは東京都の病院内で「飲み物(喫茶)を提供する」お店で働いています。

年齢は50歳、仕事は早出の時は朝7時半から勤務です。

カウンター内から、様々な飲み物をお客さんに提供していますが、右側で用意して左側に身体を捻り飲み物をカウンター上に提供します。

一日その動作が続きますが、店長や仲間と息が合い仕事は楽しんでやっているそうです。

 三叉神経痛が発症したのは、昨年の12月23日です。

左側臼歯に痛みが出ます。歯科医院を受診すると「かみ合わせが悪い」と「歯を削る」治療を受けます痛みは消えません。

 1月に入り、東京医科歯科大を紹介され受診しますが、定かな診断がない中で、2月に入り、首に帯状疱疹が発症、そして強い痛みが起き「東京逓信病院」へ緊急外来で「セロックス・カロナール・アモキシシリン」の解熱鎮痛薬とペニシリン系の薬を処方されますが、これらは歯に問題があるという所見からの薬です。

翌々日東京医科歯科大を再受診すると、歯周病科・口腔外科・ペインクリニックに回され、最終的に三叉神経痛と診断され「カルバマゼピン」を処方され「100mgを日に3回」服用することで、痛みは治まりました。

しかし、3月に入り左肩が非常に凝り、左腰も時々痺れを伴う痛みに見舞われ、そして、左膝裏、左肘にも痛みがでてきました。

3月9日の深夜、左顔面の鼻の横、上下の歯茎に激痛が走り、カルバマゼピンを服用するが一切効かず、翌日ペインクリニックで「星状神経節ブロック」注射を受けることで、どうにか我慢できる状態になりました。

しかし、このような状態では仕事もできず、医師に頼っていても治る見込みが立たないと考え、インターネットで検索している中で「高橋健康指導センター」のブログにたどり着き、3月21日から27日まで予約を取り、健康指導を受けました。

来るにあたっては、治った後の再発があるのか「mixi・アメブロ」も観て、そこに投稿されていた、当センターで治った方にメールをすると「1年以上再発していない」という返信があり、安心して来ることができたそうです。

ひとみさんの姿勢をチェックしてみました。

先ず、(A)背面から観ると背骨が左側に弯曲しています。本人は左肩甲骨が非常に張っていて辛いと訴えました。

(B)は27日の写真です。弯曲が改善して背筋が伸びすっきりとしています。

肩は左が下がりですが(B)は大分修正されています。

真横の写真では(C)骨盤が前方変異していますが、(Ⅾ)では変異が大分改善され背筋が伸びています。 

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Eは初回の骨盤で、上から模型の上の赤線(腸骨りょう)中央が模型の下の赤線(坐骨)です。本来は水平でなければいけないのですが、骨盤が変異しています。

当然足の長さも違っています。

(F)は骨盤内の仙腸関節を正した写真です。全て正されています。

(E)の骨盤の状態で生活すると、歪んだ骨盤が背骨を歪ませ姿勢が悪化します。付随して筋肉群が過緊張を起こすことから「坂道を転がり落ちる」ように、身体のあちらこちらに痛みや痺れなどが起き、血液・リンパ循環も低下することで「帯状疱疹」にも見舞われる事態となったのです。

西洋医学においては、骨盤や身体の歪みを診る診断法は存在していません。その欠陥が三叉神経痛を治癒させることができない原因なのです。

国民はもっと利口にならなければ、病気を克服することができないばかりか、一生医療と縁が切れず、無駄な出費と貴重な時間を病院通いに費やされるのです。

ひとみさんは平成31年3月21日から27日まで12回の健康指導を受けます。

21日ではテグレトールは日に600mg服用していましたが、一日単位で減らします。24日になると、長野は例年になく寒波に見舞われ気温が低下しますが、寒いと痛いのに痛みが強くなりません。

多くの三叉神経痛の皆さんに共通しているのが、食事の始めに痛みが襲うのですが、それも楽になって来たそうです。

25日(月)は当センターがお休みなので、長野市の「善光寺」にお参りにいたそうです。本堂内は気温が低く、吐く息が白くなったが痛みは大丈夫、薬の服用は止めました。

26日、左肩甲骨内側に出ていた、しつっこい痛みが消えました。

背骨の弯曲、捻じれが改善したからです。

27日痛みは全くなく、薬も服用していません。

 ひとみさんは昨年の12月23日に三叉神経痛の痛みに見舞われました。

その日から3か月で私の健康指導を受けました。

発症から期間が短ければ、集中的に指導を受けることで、歪んだ身体がこじれていない分、痛みの消失が速いのです。

痛みが消えて1月以上が経過しています「再発したらすぐに伺います」と言われて帰られましたが、再発した連絡はありません。

楽しんで仕事をしているひとみさんの笑顔が浮かび上がってきます。

         令和 元年5月1日  高橋健康指導センター  髙橋純一

 

   三叉神経痛の手当は発症から早いほど効果あり

 京都市から来られた明石乃里子さん52歳は、平成30年9月17日に三叉神経痛を発症します。

痛みは右側下顎奥歯と周辺・右小鼻の横・こめかみ・右耳周辺に、食事を含め頻繁に出る状態で、夜中にも痛みで目が覚めます。

最初は歯科医院を受診しますが耳鼻科を紹介され耳鼻科に、そして総合病院の脳神経外科を紹介され、三叉神経痛と診断されました。

痛みは酷くなる一方で、テグレトール・漢方薬を処方され服用していました。

10月3日にはMRIを撮りましたが、腫瘍は無し、神経に血管が触れていることはないと告げらます。

痛みが強いので、鍼灸院、整体をすると痛みは軽減しましたが、「治るのか」という不安の中、当センターのブログにたどり着いたそうです。

10月12日から20日まで当センターの健康指導を受けました。

初回の健康指導を受けると右側奥歯周辺の痛みは消えました。そして連続の手当てで19日には右下奥歯は強くかむと痛みが出たが、今日は弱くなった。他の部分の症状はほぼ消えました。

最終日20日には気になる症状はすべて消えました。

 乃里子さんは三叉神経痛が発症してから1ヶ月以内に、当センターに来られて手当てを受けました。

過去の例からも、発症から早く決断をして、当センターに来られた方は回復が速いのです。つまり、時間が経過すればするほど「こじれる」ということが言えます。

 微小血管減圧術の手術を受け何年か痛みが消えていて、再発した方は克服するのに時間がかかる傾向にあります。

それは、手術により一つの問題が解決できたので一時的に痛みは消えました。

しかし、三叉神経痛の根本原因である「骨盤の歪み」は解消されていないのです。

その問題が時間とともに悪化して「再発」につながるのです。

三叉神経痛の原因は一つだけでありませんから、時間が経過するほど幾つかの発症原因が悪化するので、乗り越えるのに時間がかかるということになるのです。

 乃里子さんも、体調の不調は過去に様々ありました。

24歳の時に交通事故で頸椎むち打ち症になり、鍼灸治療・マッサージを半年間受けました。

この年に第一子を出産しましたが、ホルモンバランスが崩れて歩行困難になったこともあります。

26歳で第2子を出産後は腰痛になり、その後は重いものを持つことに注意したそうです。

30代前半は会社勤務をしていて仕事が忙しく、自律神経が乱れて、動悸や疲労感・精神的にもうつ病の症状に悩まされました。

そのような状態の中で、37歳で仕事を止め「麻の紐つくり」を楽しみながらやってきました。

49歳になり身体を鍛えようと「スポーツジム」に通い、運動を始めましたが、腕が痺れたり痛みが出て、若い時に痛めたむち打ちの後遺症があったのでしょうか、首に違和感が出て、早々にリタイヤしました。

このような病歴がある乃里子さんでした。

 では、初回時の骨盤をみてみましょう。

左が初回時の骨盤です。

右の骨盤模型上端の赤線と坐骨の赤線に画版を当てると、これだけの狂いがあります。足の長さもこれだけ違っていますから、歩くときに不安定になり動きを司る筋肉に多大な負担がかかりますから、様々の症状に見舞われてきたと考えることができます。中央の写真は、骨盤を「仙腸関節調整」により正した写真です。

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 乃里子さんがこのように骨盤を狂わせたのは、24歳の時の「交通事故」が原因と考えることができます。

交通事故の後から、腰痛にも見舞われて体調が優れなくなっているからです。

そして腕を使う「麻の紐作り」の仕事に没頭している中で、体の歪みが進行するとともに、肩・首などの筋肉群が過緊張を起こし、三叉神経が限界を超えて興奮を始めたことで、痛みが発現したのです。

初回時の正面写真が左ですが、顔が左に傾斜しています。

右は帰られるときの写真です。

傾斜が治っています。

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三叉神経痛は体の歪みが原因であるということが、乃里子さんの過去からの体調の変化、そして手当ての経過をみることで理解できると思います。

  乃里子さんは平成30年10月20日に当センターの健康指導を終了しましたが、その後再発したという連絡はありません。

三叉神経痛で悩んでいる皆さん。早めの対応が痛みからの早期脱却につながるのです。

平成31年4月15日 高橋健康指導センター   髙橋純一

 

          「三叉神経痛克服後の経過報告」

 

 近頃見えた三叉神経痛の患者さんから、ブログで治った方の体験談を拝見したが、その後再発はしていないのか、どうかを知りたかった。

というのは、長野へ健康指導を受けに行くのに、その点が疑問に思ったというのです。

彼女は交流サイトの「mixi」で検索したところ、長野へ行って三叉神経痛が治った方の記述をみつけて、その後の経過を聞いたところ「1年半ほど前に長野に行って痛みが消失した後、再発していないという」福岡県の方から返信があり、安心して当センターに来る気になったというのです。

今後できる限り、その後の経過について確認が取れたときはこのブログで紹介したいと思います。

ではお一人紹介させていただきます。

平成29年の10月に青森県から来られた竹谷良子さんの体験談「家族愛につつまれて三叉神経痛を乗り越える、津軽のおばあちゃん」というタイトルで、当ブログで紹介させていただきました。

良子さんは、10月9日から22日まで9日間の健康指導を受けられ帰られるとき50mgのテグレトールを前日に服用して、帰られる日は服用なしで痛みは消えたと言われました。(来られた時はテグレトール一日に300mg、ロキソニン120mgを服用)

そして昨年の10月6日に2泊3日で再度身体のメンテナンスに来られました。

「帰られてから痛みはどうなりましたか?」と、お聞きしたところ「あれ以来痛みは出ていない」という答えが返ってきましたので報告させていただきます。

下の写真はその時にユーチューブ動画の撮影をしている良子さんです。

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平成31年4月15日  高橋健康指導センター   髙橋純一 

 

 

 

 

 

 

 

三叉神経痛を自然手当てで克服する人々

   三叉神経痛「免棒」に助けられて

二瓶美代子さん69歳は北海道札幌市で美容院を経営しています。

三叉神経痛が発症したのは50歳ごろで、口にヘルペスができて皮膚科を受診し、湿疹は治まっても、左眼のふちに、歩けないほどの痛みが消えないので、何件かの病院で診察を受けました。

3年ほど経過する中で「脳神経外科」で三叉神経痛と診断され、以後、テグレトールと神経ブロック注射で12年間しのいできましたが、完治することはなく、2013年に「ガッセル神経節ブロック(高周波熱凝固)」を受けました。

しかし、症状は改善されず、副作用として左上唇に痺れがでて、それは今も続いています。

2017年、髙橋健康指導センターのブログにたどり着きましたが、母親の介護があるために、直ぐに行くことは出来ないので、効果があるという「めん棒」を購入して使用を始めました。

「めん棒」を痛い部分に当て、暖めていると痛みが楽になることが分かり、テレビを見なが、首や肩に当てていると、薬の回数が減りました。

テグレトールは毎日200mg服用していましたが、肝機能の数値が上がり悩んでいました。

でも、免棒を使用してからは、薬は月に2~6錠(内科でもらっている)ぐらいまで減らすことができて肝機能の数値も下がりましたから、ペインクリニックに行くのは止めました。

 美代子さんは「パーマ巻き」をすると腰に痛みが出ることが多く、腰が痛くなると三叉神経痛が酷くなります。

また、予約が一杯の時は「喋れなくなるので」事前にテグレトールを服用する生活をしてきました。薬は効くのですが2時間ほど経過すると、頭が「ボー」となり仕事は大変でした。

雪かきで以前腰を痛めたことが災いしているようです。

当センターには平成30年11月6日に、母親の介護が一段落したことからやってこられました。

痛みは、左側で「風に当たる・シャンプー・食事の始め」に痛みが出る状態です。

四日間の健康指導を受けた美代子さんの感想です。

「ブログを読んで理解したと思っていたが、骨盤の歪み・体の硬さや歪みなどが理解でき、実際に来てみて本当に良かった」そうです。

痛みも消えて、笑顔で帰られました。

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上が初回時の美代子さんの正面写真です。上半身の歪みが、余りありません。顔の傾斜もありません。左右の肩は若干、左肩が下がっていますが僅かですから、私の手当てで

痛みが速く消失したのです。

次の写真は「動画」で「めん棒」の使い方を語る美代子さんです。「ユーチューブ動画」  https://youtu.be/v82qL_5WkNA

尚、免棒の動画は次のURLでご覧いただけます。

youtu.be

 

 三叉神経痛克服は「腰痛克服」がカギ

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(動画で語られる隆男さん)

若山隆男さんは岐阜県群上市から平成30年5月29日に来られました。

三叉神経痛は3年前に発症します。

仕事は森林の伐採などの仕事をしていましたが、家では休日には農作業にも従事していました。

脳神経外科でリリカ75mgを処方されて対応してきましたが、60歳定年になり仕事から離れると三叉神経痛は楽になり安堵していました。

痛みが楽になったので、農作業が暇な時期は「生コン」の運転手を始めました。

1年が過ぎた12月頃より、痛みが再燃して、リリカとテグレトールを服用するようになると、「薬疹」で入院するはめになり、テグレは服用ができなくなりました。

ことしの5月になると痛みが次第に強くなり「千枚どうし」で左顎を突かれる症状に困り果てているなかで、奥さんが髙橋健康指導センターのブログにたどり着きました。

 5月29日に奥さんとともに三叉神経痛の手当てなどについて相談に見えました。

納得されて、6月5日より4日間健康指導を受けられます。

隆男さんは29日に一回健康指導を受けられましたが、その後痛みが楽になったので「ここで手当てをお願いしよう」と考えたそうです。

4日間の手当てで痛みは消えて、「もう大丈夫」と普通の生活に戻った6月中旬、草刈りなど農作業を頑張ると、三叉神経痛が再燃、6月26日から5日間再度健康指導を受けます。

当然痛みは消えて帰られ、それからは生活に注意して身体を酷使しないように、運動などをして過ごし、三叉神経痛は起きていないそうです。

11月3日再度手当てに来られました。

隆男さんは腰に弱みがありました。若い時より腰痛があり、ギックリ腰にも何度も見舞われたそうです。

今回来たのは、腰が重くなり「ぎっくり腰」を起こしそうだと感じたからだということですが、どうも腰が悪くなると「三叉神経痛」が出そうだと感じるということだそうです。

隆男さんは分かったのです。今までも腰がおかしい時に「三叉神経痛が起きるということ」がです。

私は、体の歪みが三叉神経痛の大きな問題ですとお話ししています。そして骨盤の歪みが主因ですと説明しています。隆男さんは典型的な三叉神経痛だったのです。

初回時の骨盤をみてみましょう。

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Aは模型の上赤線(腸骨)で左が上がっています。Bは下の赤線(坐骨)で左上がりです。

これは左右骨盤が大きくヅレていることの証です。

これでは上半身が大きく歪み、「脳頭蓋骨・顔面骨」23個の骨に歪みが生じますから、三叉神経繊維を圧迫することで三叉神経痛が発症するのです。

若山隆男さんは骨盤を整えたことで、顔面頭蓋の歪みが正されて三叉神経痛が治まったのです。

「初回時の隆男さんの後ろからの撮影です。反り腰になっていることがよく分かります。骨盤内仙腸関節が亜脱臼を起こすとこうなります。筋肉が弱っているからなるのではありません」

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今回、ぎっくり腰になりそうになると、顔面頭蓋の歪みが起こり始めて、三叉神経が興奮を始めたのです。

隆男さんはそれが分かったから、直ぐに当センターにこられたのです。

当然一回の骨盤の手当てで痛みは消えてしまいました。

 平成31年3月31日現在、隆男さんから「先生伺います」という連絡はありませんが、私は3か月に1回ぐらいは、身体のメンテナンスにおいで下さいと念を押してありますが、痛みが消えると忘れてしまうのでしょう。

平成31年3月31日   高橋健康指導センター   髙橋純一

三叉神経痛の克服を自然療法に賭けて、待っていたのは笑顔の日々

 関西から来られた「美和玉枝さん」は今年62歳になりました。

三叉神経痛とのかかわりは25年前です。

右歯茎に「ピリピリ」と痛みが出ます。

最初は弱く歯科医院に通院して、検査・治療を受けますが、次第に痛みが強くなり1年が経過します。

歯科医の紹介で総合病院の脳神経外科を受診すると、MRI検査の結果「骨髄腫」が見つかり、この腫瘍が三叉神経痛の原因と断定され「ガンマナイフ」の手術を受けることで、痛みは消失しました。

20数年間痛みはなく三叉神経痛など忘れていました。

しかし、2年前から、右歯茎から頬にかけて、何か気になる違和感がでてきて、念のために脳神経外科を受診してMRIを撮ってみました。

結果は、腫瘍は変化なく、腫瘍が原因でないと告げられます。

気になる違和感ですから思案の結果「鍼治療」を受けてみます。

すると違和感は消失して、大丈夫だと安堵していましたが、1年が経過するごろから、痛みが出始めたので「身体が温まる漢方薬」も併用してみました。

効果はあったのですが、3か月が過ぎるころから効果が薄らぎ痛みが強くなったので、ガバペンとリリカを日に3回服用することにしました。

今年の8月に入ると、食事ができないほど痛みが強くなり、抗てんかん薬の「ホストイン」の点滴をすることで3日間は痛みが消えましたが再燃して、医師に相談すると「あとは手術しか方法がない」と告げられます。

ガンマナイフも微小血管減圧術の手術も「何か気が乗らず」、「ほかに何か良い方法は無いものか」とインターネットを検索している中で、当センター紹介の「動画」にたどり着いたそうです。

でも整体などの自然な療法で、この痛みが消えるのか疑問に感じましたが、ブログの「体験談」を読んでみて、一度体験してみようと決断したそうです。

8月17日から3日間、健康指導を受けます。

この時は痛みが酷く、食事は流動食の日々でしたが、家に帰って3日目あたりから、痛みが和らぎ始めて、普通食を食べられるようになります。

「これは凄い」と感じたそうです。

9月4日から9日間再度健康指導を受けます。

薬は「ガパペン2錠」「リリカ1錠」を夜のみ服用していましたが、少しずつ減らしてみると、痛みに変化がありません。

 次第に昼間でも、疲労が蓄積している患者さん特有の「眠気」が襲い始めて、手当て後や昼食後は、ぐっすり眠るようになりました。

日に日に痛みも弱くなり、硬いものも食せるようになり、5日目に薬は一切やめましたが痛みが強くなる気配はありません。

そして最終日、体調を伺ってみました。

「食事の時に最初だけ、少し違和感が出るが直ぐに消える。便秘が解消。今までずっと、目の前に霞がかかっているようで、頭もボーっとしていたが、頭も眼もすっきりとした。この療法を選択して大正解だった」と笑顔で話してくださいました。

玉枝さんの三叉神経痛発症の原因は何でしょうか。

先ず姿勢を見てみましょう。

背筋が伸びてにこやかな顔の写真が、9月13日最終日の写真、8月17日の写真は緊張して右肩がかなり下がっています。

これは背骨が歪んでいるということですから、疲れやすい体形です。

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足の長さは左足が少し短いですが、骨盤の腸骨で見ると、左上がり、坐骨で見るとかなり左上がりが大きくなっています。

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骨盤内「仙腸関節」が左右で亜脱臼を起こして、人体の中心土台が「不安定」な状態になっています。

この状態で何十年と生活をしてきた結果、身体が次第に硬直して「血液・リンパ循環」が停滞して「疲労」が蓄積、元々「髄膜腫」の影響で「三叉神経節」は興奮状態にあったところに「疲労」が、更なる興奮を増幅したことで「三叉神経痛」が発症したと考えることができます。

三叉神経痛発症には、骨盤の歪みが必ず関与しています。

骨盤が歪むことから、人体に多大な「負」の負担がかかる仕組みを理解しないと、三叉神経痛は根本から克服できないことを知ってください。

また、三叉神経痛克服には、更に生活環境をチェックして、三叉神経痛が発症し易い生活習慣を改める必要があることも知ってください。十人十色の生活環境の問題点を見つけ改めることも必須の克服の条件です。

玉枝さんの聞き取りで気になったのは、2年前からある先生に、首の下に「氷枕」をして寝ることを勧められ、やってみると気持ちが良く2年間毎日やっていたというのです。

 これ三叉神経痛の人は絶対にやってはいけません。

皆さんこの理由理解できますか?

三叉神経痛の患者さんと対峙して聞き取りをすると、三叉神経痛発症を増幅させる生活習慣を全員が持っていることも確かな事実です。

三叉神経痛の患者さん、三叉神経痛克服は「体質改善」です。

自分の弱点を知って、その弱点克服に「根気」をもって望めば、玉枝さんのように「笑顔の日々」が待っているのです。

2018年9月14日

髙橋健康指導センター  髙橋  純一